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龍芯のノートパソコンが市場に 中国の”コアの無い”時代は終わりを告げる

今回のもとネタはこちら
『龙芯笔记本上市 中国终结“无芯”时代』

【翻訳文】
知的財産権を完全に持っている中国初の高性能汎用CPUチップ龍芯を搭載したノートパソコンが本日正式に市場に発売された。数日前、龍芯のノートパソコン第1号専門店が北京中関村でオープンしたのは、中国の”コアの無い”時代の終結を意味している。オープン当日、記者は国産CPU搭載ノートパソコンを体験できた。


オープンなソフトウェアを基本使用

龍芯は中国科学アカデミーコンピュータセンターが自主開発した汎用CPUで、ずっと無数の人々の関心を惹きつけてきた。

中関村の龍芯専門店内で、記者は、コンシューマ販売に適した製品を2種類みつけ、うち1つは”福瓏”と言う名のミニコンピュータ機で、もう1つは”逸瓏”と呼ばれるネットブックであった。ネットブックはネットブックは8.9インチのLCDパネルを採用しており、重さは約1kgで、高スペックな方は160GBハードディスクで2899元の販売額、低スペックな方は80GBハードディスクで2399元の販売額であった。オープニングキャンペーン期間は元の価格の8.8掛けで購入することができ、これら2機種のノートパソコンの販売価格はそれぞれ2550元と2110元となる。

販売員によると、現在ネットブックが使用しているのはLinux Osで、Windows Osはサポートしていないが、オフィススイートにはopenofficeをベースとした紅旗2000のredofficeが採用してあり、他にも日常的に使われるオープンソースソフトウェアが入っているとのことであった。これはマイクロソフト製品を使っているユーザーは大変な不便を感じるかもしれないが、最近の個人購買者はオープンソースソフトウェアの愛好者が多い。


体験者の評価は一定ではない

記者は体験コーナーで、お昼の休憩時間ころになると見学者は絶え間なく訪れ、その多くは学生のような若い人たちであった。

ある学生のようなお客は体験した後に、 逸瓏がプレインストールしているLinuxはオフィス、学習、娯楽などの日常的なソフトウェアを提供しており、学生の利用に適していて、そのうえ二千元ちょっとというのも低価格で、その他ブランドのネットブックと比較してもある程度の競争優位性がある、と言っていた。

中科龍夢副総経理の呉権林氏によると、開店当初から正午までの2時間あまりの間に、30台近くの龍芯ノートパソコンが販売され、購入者は主に学生であった、とのことだ。

しかし、体験者の中には、龍芯ノートパソコンに満足していない顧客もいた。ある顧客は、ビデオを見たり、映画のダウンロード時間などで満足できないと考えていた。この点について、販売員は、これらの機能を実現しているソフトウェアの開発元米国Adobe社がWindowsをベースに開発しており、Linuxをベースとした関連ソフトウェアを開発していないからだ、と説明した。李国傑アカデミー会員も以前、”この空白に対し、国家が研究開発の投資を増やすことを期待している”と呼びかけていた。


低コストが最大の特徴

インテル社, AMD社の同様な製品と比べて、完全な知的財産権を持っている龍芯プロセッサは低コストと言う優位性を持っている。張福新氏は、現在龍芯は業界ユーザーのカスタマイズ路線を取っており、価格は会社の正常運営のために一定の利潤を保持する必要があるのと、現在はまだ大量生産がされていないため、1台あたりのコストは比較的高い。生産量があがるだけで、コストは千元以上削減可能で、千元PCの目標も今年の年末までに実現されるかもしれない。

”我々は性能を維持する基礎は有しているので、CPUを100元程度で生産しコンピュータを1,000元以内にすることが我々の目標で、我々は”十一次5ヶ年計画”の期間中に実現できると信じている。”と中国科学アカデミーコンピュータセンター李国傑所長はこの様に語り、”このプロセッサのコンピュータを利用して、我々の目標としては7,8億もの農民すべてが廉価なPCを利用し、インターネットにアクセスできるようにすることだ。”

”低コスト, 低価格の利点に加えて、低消費電力も優れた点の1つで、龍芯の2Fの性能はインテルPentium4チップ相当だが、消費電力はわずか3ワットから5ワットで、Pentium4の十分の一だけだ。”張福新氏は、”これは龍芯産業化の始まりに過ぎない。両コンピュータは主に学生向けだ”と語った。彼は、龍夢は小中学校に協力し、例えば江蘇省蘇州市常熟市では、協力して学習教育管理ソフトを開発しており、このような協業を通して、龍芯の販売量を拡大し、生産スケールを確立し、価格を下げていきたい、と明らかにした。

わかっているのは、龍芯専門店が中関村にオープンしてから、中科龍夢は6月には上海と深センに1店舗ずつ体験できるお店を計画しており、この他成都と西安にも専門店をと計画中であることだ。中科龍夢副総経理の呉権林氏は今後も天津に専門店を開業する計画だが、同時に中国の有数な企業との協力関係も排除せず、代理制を実行していく、と語った。彼は、専門店に来店するのが不便な顧客も、中科龍夢のWebサイトで購入できるようになる、と語った。


記者手記 チップ独占の終結

龍芯コンピュータのお目見得は”芳容”を目撃したかのように多くの愛好者をひきつけ、初の国産CPUのノートパソコンに対しては、体験者の評価は一定ではなかったが、皆が一致している観点は、結局のところ中国は完全に自主的な知的財産権を有したノートパソコンを有し、人々を奮起させたので、これは支持されるべき事実である。

最初に市場に出た龍芯のノートブックは異なった評価を得ているが、大多数の体験者は、これは”中国コア”の出発点であることを知っている。”龍芯は海外のチップ大手の独占を打破することになる。”李国傑アカデミー会員のこの言葉は龍芯の意義を総括している。

数多くのプロセッサー応用ベンダーがインテルの難攻不落な独占に屈服してきたが、国産の龍芯は海外大手の独占を打破することは道義上あとには引けない責任と見なし、中国科学アカデミーコンピュータセンターは”龍芯”の戦略を中国情報産業分野の”両弾一星”まで高めていく。 龍芯2号のリリースおよび 龍芯の産業発展には、さらに国民の海外チップの独占に対する対抗心を強めることが必要である。海外のメディアも次のように評価している : 中国が設計する” 龍芯2号”プロセッサーはインテルと競合していく術はないかもしれないが、この製品が利用する技術が示すのは、中国のCPU設計能力は大幅な進歩を遂げているということである。


【書評】
龍芯専門店が北京にオープンしたのは2009年1月7日のようだ(中国語関連記事、写真あり)。手に触れた人たちの反応は様々とのことだが、それは期待するものがそれぞれ違うためで、基本的なインターネット、メール、オフィス利用が主な人々にとっては良い選択肢ではないだろうか。これらの基本作業のみの場合、Windowsでは高価になるのと、OS自体も軽くはないのでLinuxとの相性が良いと考える。夢蘭グループはこちらを用い、農村、地方の学生、低所得者層をターゲットに展開しているとのことだが、共感できる部分も多く今後も注視していきたい(関連サイト)。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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