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中国オープンソースソフトウェアは如何に認定されソフトウェア登記が行われるか?

今回のもとネタはこちら
『中国开源软件如何认定和做软件登记?』

【翻訳文】
中国の《政府調達法》は”政府は自国の製品,作業,サービスなどを購入するべき”と規定されており、また政府が購入する正規ソフトウェア調達基準には”一般的には国内で生産された、国産ソフトウェアを仕入れる必要がある”と文中に規定されている。したがって”中国ソフトウェア”或いは”国産ソフトウェア”は優遇政策を享受できるのである。

オープンソースソフトウェアは国際水準との距離を縮め、中国ソフトウェア業界の発展を促進しており、高信頼性,低価格な情報化を実現する中で重要な役割を演じているが、ある関連部門では次のように規定されている。”国家の利益と公共社会の利益に照らし合わせると、本国の提供商がリリースするオープンソースソフトウェアは本国のソフトウェアと同一視することが可能である。”

国産オープンソースソフトウェアに認定されるということは同ソフトが中国の提供商が合法的に構築し提供するサービスのオープンソースソフトウェア版ということを意味し、中国著作権法が維持される。この中で、中国提供商が行う貢献は、修正や改善が行われたコードがオープンソースライセンスのもとオープンに提供されることだ。市場ニーズや自社のビジネスノウハウで特別に作られたバージョンは、その中にオープンソースのライセンスと自社ライセンスのものが含まれながら、顧客向けにサービスとして提供される。注目すべきことは、提供商の貢献はコードがどれくらい下記こまれたかという定数的なものだけでなく、製品重視,サービス軽視の傾向を正す役割も持っているということである。

国産ソフトウェアとしての認定にはソフトウェア登記が必要である。毎年中国では数万ものソフトウェア(自社ソフトウェアやオープンソースソフトウェア、国産ソフトウェアと輸入ソフトウェアを含む)が登録されている。登記時には一部のソースコード,関連文書,営業ライセンスが必要だが、同審査がソフトウェア自身の権利やライセンスなどなどに不利益を与えるものではない。

オープンソースソフトウェアのソフトウェア著作権登記の問題については、2009年9月11日に、共創ソフトウェア連盟,科学技術部知的財産権事務センターなどが”オープンソースソフトウェア製品と版権登録登記サミット”を開催し、工信部,科学技術部,版権局のリーダー及びソフトウェア企業の幹部たちが出席した。一般的に合意していたことは、オープンソースは著作権を有する作品であり、これは法律や司法の実際の中でも等しく認識されていることでもあるので、著作権を登記する資格があるということである。しかし具体的なオペレーション上、伝統的なソフトウェアとは区別すべきで、登記の過程の中で、特殊な手順をもって規範とすべきである。

要するに、法に基づきオープンソースソフトウェアを国産ソフトウェアと認定することは国や国民そしてオープンソースの発展にとっても有益なことで、国産のオープンソースソフトウェアを”偽の国産”と非難する人間もいるが、実際にはオープンソースソフトウェアが政府調達に入っていくことは、多国籍企業の寡占状態を阻止するという目的も達せられると考えるものである。


【書評】
中国は基本的に本文にあるように国産ソフトウェアには優遇措置がある。これは中央政府が行うもの、地方政府が行うもの様々にあり、基本的に中央政府は登記などの元締め、地方政府は有力ソフトウェアへの資金援助などが主である。
また、政府購入は本文にあるとおりだが、政府系企業(中企)に関しても集中購買が行われ、輸入ソフトウェアが参加できない、という規程自体はなさそうであるが、一般的には国産ソフトウェアが有利なようである(関連記事)。今回はオープンソースソフトウェアをどう扱うか、どう認定するのかに焦点が当てられているが、本文から見る限り、もとをオープンソースのものを使い、取りまとめ、最終製品として中国国内の企業がリリースすれば国産ソフトに認定される、ということであるらしい。中国では再三お伝えしているとおり、オープンソースの促進が活発であるが、今後はオープンソースをベースとした自国製品、というのが急速に増えていきそうである。

オープンソースに限らず、過度な国産重視は技術発展を阻害する恐れがあるという意見もあろうが、何の政策も行わず輸入ソフトウェアを無条件に受け入れていくというのも問題である。産官学の官及び効率の学に関しては国産、産に関しては自由競争などバランスをとった政策が今後より求められていくのかもしれない。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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