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中国科学技術部:オープンソースを”十二五”計画に記載

今回のもとネタはこちら
『科技部:开源软件将纳入“十二五”规划』

【書評】
12月6日のニュースで、科学技術部火炬センターソフトウェア部部長の宋少剛氏は本日、基盤系オープンソースソフトウェアが”十二五”計画の中で重要なトピックになったことを明きらかにした。これは去年の十一五”核高基”特別計画の後を引き継いだもので、政府は再び基盤ソフトウェアのサポートを行っていくものである。

去年の11月に、科学技術部は”コアな電子機材,ハイエンドな汎用チップ及び基盤ソフトウェア製品(略称は”核高基”)関連の重要計画を公表し、OS,オフィスソフトウェア,データベースなど基盤ソフトウェアを国家の重要な特別計画に組み入れ、政府は同計画を通し各企業に資金を提供してきた。中科レッドフラッグ,金山,永中などを含めた国産ソフトウェア企業は同特別計画に申し込みをした。情報によると、中標も来年初にはリストに掲載さるようになるとのことだ。

”現在オープンソースは単なる1つの技術であり、市場の販売シェアも小規模なものである。”と宋少剛氏は語り、特別計画での資金や政策のサポートを通して、オープンソースがより実用的な適用が行われるようになることを期待している。

特別計画の他にも、中国ソフトウェア業協会共創分科会副事務局長の楊春燕氏はオープンソースの人材育成を呼びかけている。中国国内の大多数はWindowsベースのプラットホームが適用されており、学校教育でもWindowsが主で、学生のオープンソースへの認識は限定的なものである。”よくあることは普及をある程度完了させると、次の年にはまた新たな学生が来ているということだ。”と中科レッドフラグ教育学院院長の長唯佳氏は語った。

学校教育の他にも、オープンソースソフトウェアにおいて活動するコミュニティと海外のコミュニティを比べてみると差は大きいところがある。”我々の調査研究では、40%以上の人々が、政府がまずオープンソースコミュニティをサポートしていくべきと考えていると出ている。”楊春燕氏は、コミュニティは将来的にオープンソースの革新における重要な場になり、政府部門が更に多くの関心を寄せてほしいと考えている。


【書評】
”十二五”計画とは、第12次五ヶ年計画(2011年~2015年が対象)の略称で中国にとっての根幹となる重要な政策である。本文にもあるとおりオープンソースは”十一五”計画(2006年~2010年)の特別計画”核(コアの電子機材)・高(ハイエンド汎用チップ)・基(基盤ソフトウェア)”として基盤ソフトウェア部分に名を連ねていたが、今回は五ヶ年計画自身に記載される運びとなった。
中国においてオープンソースは特に、OS、オフィスソフト、データベースが重要視されており、OS、オフィスソフトにはそれぞれレッドフラッグ、中国標準軟件(本文中は”中標”と表示)や金山、永中などの専任国産企業がいるので中心になっていくものと思われるが、データベースに関しては現在中国で主流となっているMySQLもしくはPostgreSQLをベースに計画が進められていく予定であるとの情報もある。
当然、同計画を推進していくにはエンジニアの育成は急務であり今まで以上にトレーニング需要は伸びていくものと推測している。これにあわせてAndroidやLinuxでのモバイル端末もしくはそれを応用しその他プラットフォームへの適用などある種組み込みでのノウハウを合わせたトレーニングなども活発化していくのであろう。

トレーニングによるエンジニアの育成、育成されたエンジニアの活躍の場としてのコミュニティ及び企業、それらに対する政府の支援、と言う形が中国オープンソース業界の1つの主要な流れになっていきそうである。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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