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中国移動”ビッグクラウド”を始動 転ばぬ先のクラウドコンピューティング

今回のもとネタはこちら
『中国移动启动“大云” 未雨绸缪云计算』

【翻訳文】
11月16日のニュースによると、中国移動研究院院長の黄暁慶氏は15日北京で、中国移動のクラウドコンピューティングプラットフォーム”ビッグクラウド”は既に始動していると語ったとのことだ。”中国移動のクラウドコンピューティングプロジェクトはビッグクラウドと呼ばれている、クラウドは大きいものであるべきだが、我々の目的はシステムを構築し、我々内部のハイパフォーマンスコンピューティングへのニーズを満たすためだが、既に約36TBものデータを有しており、この数字は今なお急速に増長中である。”

黄暁慶氏はHadoop中国2009年クラウドコンピューティング大会の中で上述のように語った。実際、5億ユーザーを擁する中国移動はもはや優秀な通信キャリアと言う役割には満足しておらず、現在、彼らは既にインターネットと通信業界の各種最前線技術の探求を開始している。

今年の下半期、中国移動は中国内で相次いでOPhone携帯とMobile Marketアプリケーションストアをリリースしている。10月のジュネーブで行われたITUテレコム展では、更に中国移動は全世界で初のTD-LTEシステムと関連する高品質なビデオアプリケーションを実際の環境を使ってデモンストレーションしていた。网易科技がITU展で実際に体験したなかで、TD-LTEシステムの平均的な下りの速度は60Mbpsだったが、この速度は現在主流の3Gネットワークの平均的な下り速度の20~30倍である。

黄暁慶氏は、”クラウドコンピューティングにおける、我々の関心は構築したインターネットのサービスプラットフォームに関連する技術を用いて、いくつかのクラウドサービスを構築し、一般に向けたビジネスサービスを提供できるようになることにある。最近我々はビッグクラウドのバージョン1.5をリリースしたが、それは安定版Hadoopがベースになっている。”と語った。

Hadoop分散ファイルシステム(HDFS)は各種汎用のハードウェア上で運用可能な一種の分散ファイルシステムである。HDFSは高いフォールトトレラント性を有しており、同時に高スループットなデータアクセスにも対応でき、廉価な機器上でも運用でき、非常に大規模なデータ集積型クラウドコンピューティングに適している。

”現在我々は256ノードのHadoopシステム、合計1024のCPUを持っているが、これは研究目的のシステムであり、我々は来年に更に大きくて生産目的に利用できるクラスタを構築したいと思っている。伝統的なハイパフォーマンスコンピューティングとHadoopを比較したのちに我々は、同一のコストであれば、Hadoopプラットフォームは2倍程度の性能向上をはかれることを発見した。”と黄暁慶氏は語った。

クラウドコンピューティングは既にICT業界における最先端技術の一つになっており、IBM,マイクロソフト,Google,Yahoo,ノキアを含め多くのメーカーが自身のクラウドコンピューティングを展開し始めており、その中でGoogleの展開は比較的早く、Google Docsやカレンダーなどの製品以外にも、Googleは中国市場で多くのスマートフォンプラットフォームに対応した中国語音声検索サービスも開始しており、これらのサービスのほとんどはクラウドコンピューティングがベースになっている。

黄暁慶氏は、”クラウドコンピューティング国家委員会のメンバーとして、中国移動もこれらの分野で国内ネットワークへの貢献ができるよう願っている。インフラとプラットフォームレベルのサービスの他にも、我々は”SaaS”を提供し、これが中小企業の必要のないIT支出コストを削減する助けとなることを希望しており、我々もクラウドコンピューティングを通じてオフィスオートメーションのソリューションを提供していけるようにしていきたい。”と語った。


【書評】
Hadoop中国2009年クラウドコンピューティング大会は11月15日に中国科学院コンピュータ技術センターで行われ、本文にも登場した黄暁慶氏の他、Hadoop Development、Facebook、百度、Yahoo、そして中国科学院コンピュータ技術センターなどクラウドコンピューティングに取り組んでいる企業、団体が集まり開催されていた(関連記事中国語)。
HadoopはApacheプロジェクトの一種で、Javaのフレームワークであり、今回の大会に出席したFacebookやYahooそしてAmazonなどでも使われている技術である。

中国移動のビッグクラウドは2009年、今年の5月にその概念が発表され、その時点で黄暁慶氏が3Gや3G後は音声の占める比率は下降していく、そのため中国移動の発展には今後クラウドコンピューティングと無線ネットワークが重要になってくると説明していた。
確かに、3Gやその後のTD-LTEにおいては、ますます通信速度が向上し、スマートフォンを含めた携帯電話は音声だけが通信されるデータではなくなった。今後はTV電話や動画/TV視聴、オンラインゲームなどの利用もますます増え、そうなってくると、当然データの通信帯域もそうだが、そのデータを蓄積、もしくは処理するサーバ側の増強が必要になってくる。そのサーバ側の設備としてクラウドコンピューティングはピタリと当てはまる。

データの受け側としてのOPhone OS、データ蓄積・処理側としてのビッグクラウド。そしてそのビッグクラウド設備を利用した中小企業向けのクラウドSaaS。それらをうまく連携、融合させていくのが今後の中国移動の最重要戦略であろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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