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IBMとマイクロソフトは袂を分かつ:企業ユーザーにLinuxへの切り替えを推奨

今回のもとネタはこちら
『IBM与微软唱反调:鼓吹企业用户改用Linux』

【翻訳文】
マイクロソフト新OSのWindows 7発売前夜、ソフトウェア企業の競争はますます激しいものになった。米国コンピュータ大手のIBMは全面抗争の姿勢を見せ、米国企業,政府,団体などがWindowsを利用する習慣を変え、Linux採用に切り替えるよう訴えた。

IBMとCanonical社は10月21日にLinuxで構築されたシステムをリリースし、マイクロソフトのWindows 7クライアントを攻め込んでいくことを目標とした。IBMの同システムは、企業が一般的に持っているコンピュータと同レベルで、且つローコストなネットブックである。

Chadwick Martin Bailey社の副社長Chris Neal氏は次のように語った:”我々のデータが示しているのは、最近多くの組織がWindows 7に統一して利用する計画を持っていると言うことだ。当面同調していく計画がない企業は、大部分がXPを利用し、Vistaは尚利用しないだろう。”

これらの同調しない企業こそがIBMのターゲットであり、同社はパートナーたちと協調して、企業に対し、まだ同調していないVistaユーザーが、もしシステムをWindows 7にアップグレードする場合、新しいハードウェアを購入する必要があると喧伝し、IBMはこの機会に乗じてプロモーションを推進し、クライアントをWindows以外のシステムに変更するよう提案している。

市場調査会社のChadwick Martin Bailey社が145人のIT専門家に対し行った最新調査では、51%の大組織がノートパソコンやデスクトップパソコンを、統一してWindows 7に変更したいと希望していた。他の38%は2年以内に、ネットブックに統一しWindows 7に切り替えする計画であった。

IBMのLotusソフトウェア部門ゼネラルマネージャのBob Picciano氏は次のように語った:”多くのコンピュータ企業にとって、今回のマイクロソフトの新システム発売は、コンピュータにおける独占を打破する絶好の機会である。”

IBMは大規模なコンピュータ専門店に対しても、魅力的なセールストーク(例えば”Windows 7を使わなければ、典型的な20人規模の米国企業は4万ドル強の節約になる”)を打ち出した。

セールストークのもう1つは”Windows 7を選択しないだけで、既存の1,470万人の州や地方政府の雇用者、及び250万人の連邦政府雇用者は、1人あたり2,000ドルのコスト削減になり、政府の予算問題も緩和することになるだろう。”である。

Picciano氏は次のように語った:”ある企業が全面的にWindowsを利用している場合、現時点ではっ巨額なコストをかけて全面的にアップグレードし、且つウイルスやネットワーク攻撃への対策を強化する必要があるので、関連コストへの支出を余儀なくされる。我々は更に多くの戦略的なプロジェクトをリリースし、企業が不必要な予算を削減できるような助けになっていきたいと考えている。”


【書評】
IBMとCanonical社が共同で発表したのは” a cloud- and Linux-based desktop package”と呼ばれるシステムで、企業の生産性をあげつつコスト削減を実現可能であるとされている。実際の発表文にもマイクロソフト対抗が記されており、IBMの同システムを導入すればWindowsを導入するのに比べ50%のコスト削減につながると唄われている。
ただ、同システムの構想自体は目新しいものではなく、IBMとCanonicalの同組み合わせで昨年12月にも同様なシステムがリリースされている(関連記事)。

今回は本文に習えばWindows 7が出るタイミングにあわせ、再度リリースした形になるが年々マイクロソフトを取り巻く環境は厳しさを増すばかりである。それはLinuxだけに止まらず、GoogleのWebサービスや、Sales Forceに代表されるSaaS、VMwareやXenに代表される仮想デスクトップなどが台頭してきて、これらを利用するのに既にWindowsは必須でなくなっている。
Windows Vistaの不振は何もOSそのものの出来ではなく、現在上記に代表されるITシステム利用形態の変化の只中にあることも一因にある。その巨大さ故に伝統的なライセンスビジネスを完全に放棄していくことは難しいのかもしれないが、小手先で潮流に乗った新ビジネスを打ち出していくのではなく抜本的な転換がマイクロソフトには求められていると考える。

Windows 7が自らのビジネスモデルにとどめを指してしまうのか、それとも流れを自分たちの方に巻き戻す起爆剤となれるのかと言う観点で動向を注視していきたい。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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