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年度回顧 : 2008年Linux十大イベント

今回のもとネタはこちら
『年度回顾:2008年Linux十大影响力事件』

【翻訳文】
2008年が過ぎ去ろうとしている、毎年の年末年始には、過ぎ去る1年の回顧分析は避けて通れないが、2008年はLinuxにとって非常に意義のある一年で、Linux発展の浮き沈み、発生した重大な影響を及ぼしたイベントなどを、1人のオープンソースに長年興味を持つ者として、筆者は代表的な意義ある十大イベントを抽出して、皆とともに2008年を回顧してみたい。

言及する価値があるのは、本文中は”X2.3.1バージョンのリリース”のような簡単な件ではなく、Linuxの分野で大いに影響を与えた件であり、無駄話は少なめにし、本題であるLinux十大イベントについて見ていこう。

1.Amazon Kindle電子ブックリーダーを出荷
AmazonがKindle電子ブックリーダーを出荷する前に、いくつかの電子ブックリーダーは市場に存在してたが、Kindleはユーザーの認識を真に得て、市場の主流製品になった。

もしかしたら皆さんは、Linuxとは程遠い話しというかもしれない。しかしながら事実、Kindleが採用しているシステムはLinuxであり、そのためKindle成功の背景にはLinuxがあると言える。

電子ブック愛好者にとってだけでなく、Linux愛好者にとっても、Kindleの成功はある種の勝利と言うことができる。

2.Red HatとUbuntuはデスクトップLinux市場で楽観的ではない
Red Hatは今年の年初に、当社はコンシューマ向けデスクトップLinuxを出す計画はないと発表した。当然これは喜ばしいニュースではないが、もしかしたらある人はRed Hatはずっとコンシューマ向けデスクトップ市場には関心がないと言っていたので、驚くべきことではないかもしれない。

しかし、今年の秋に、Ubuntuを提供しているCanonicalのMark Shuttleworth は、会社としてコンシューマー向けデスクトップで儲けを出すことは不可能で、今後数年間においても利益を出すことはできないかもしれない、と語った。

Red Hat、Canonicalに限らず、以前デスクトップLinuxの有益なプロジェクトに対し継続投資していくだろうが、彼らが表明した姿勢がもたらしたマイナス面の影響は小さくなく、Linuxに乗り換える準備をしていたユーザーの心には大きな打撃を与えた。

3.AdobeがLinuxに興味を示す
今年の初めにAdobeは、AIRの最新バージョンをLinuxに移植すると発表した。AIRはクロスプラットフォームで運用する際、既存のWeb技術(Flash、Flex、HTML、JavaScript、Ajax )を利用してリッチなインターネットアプリケーションプログラムとデスクトップアプリケーションプログラムを構築する。Linux上のAIRは”alpha”版でしかないが、これは良い兆しであった。

その後Linuxに向けてはFlash 10で、このバージョンの発表の際、Linux、Windows、Machintoshプラットフォームサポートのバージョンを同時にリリースし、これはLinuxが初めてWindowsやOS Xと同等な”待遇”を受けたので、Linuxユーザーにとっては、とても良い感じであった。

さらに今年の11月に、Adobeは64bit対応Flashプラグインのアルファ版をリリースしたが、これはその他プラットフォームユーザーもどうしても手に入れたかった件で、Linuxユーザーは真っ先に体験し始めることができる。

今年より前は、LinuxユーザーとAdobe社の関係は強固ではなかった。しかし、今年AdobeはLinuxデスクトップのサポートを強化した。

4. KDE 4
今年の年初に、KDE4.0が正式にリリースされたが、これはここ数年間で一番大きなLinuxデスクトップ方面のイベントであった。これは全く持って新しいバージョンであり、多方面にわたる技術が利用されている。当然、もたらされるセキュリティホールも少ない。

しかし、幸いにも、KDEチームはずっとその改善を実施している。既にKDE 4.1とKDE 4.2(正式版はまもなくリリース)が相次いでリリースされ、その中で多くのセキュリティホールが修正され、このシステムを更に強大なものにしている。過去数年にわたり、2台デスクトップであるGnomeとKDEの発展は基本的に停滞状態であったが、KDE 4のもたらした期待感はデスクトップシステムに新たな活力を与えた。

5.Sunの重大な買収取引
今年はとても多くのヘビー級的な買収が発生したが、下記は私がその中でも影響が大きかった取引と思うものである。

Sunがオープンソース仮想化ソフトウェアVirtual Box開発元のInnotek社を買収、デスクトップレベルの仮想化を広める;

SunがオープンソースデータベースベンダーMySQLを買収;

ノキアがオープンソースのクロスプラットフォーム開発ツールQtのTrolltech社を買収。

これらの買収がオープンソース業界へ与えた影響に関して、多くの論争が存在するが、間違いないこととしては、これらの買収はオープンソースの発展に対し重大な影響をもたらすということだ。

6.OpenOffice 3.0マイクロソフトの文書形式をサポート
OpenOfficeはオープンソースアプリケーションの分野で非常に重要なアプリケーションの1つで、その存在なしには、多くのユーザーがLinuxへの乗り換え検討をできないだろう。

OpenOffice 3.0のリリースは、さらにLinuxユーザーのオフィスソフトウェアに対する懸念を少ないものにする。このバージョンは多くの新機能を備えており、例えば新しいデザインや新しいユーザーインターフェース、表計算の更なるサポートなどだ。しかし、最も重要な変更点は、マイクロソフトの最新のOffice文書形式をサポートしたことだ。多くの人は肯定しないかもしれないが、もしマイクロソフトOffice文書形式のサポートがなかったら、この製品は完璧なものではないに違いない。幸運なことに、この欠点は解決されている。

7.Mono 2.0およびMonoDevelop 1.0
Monoはマイクロソフト.Netを無償で実現し、Linuxの世界で議論を呼んでいるプロジェクトの一つだ。人々が喜ぶか否かに関わらず、このプロジェクトはますます重要になっており、ますます多くのGnomeデスクトップアプリケーションはMonoを使用して編纂されている。

Mono 2.0のリリースによって、既に.Net 2.0の機能の大半はサポート可能になっており、これはとても重要なマイルストーンであり、多くのWindowsアプリケーションが更に簡単にLinux上で動作するようになった。

今年の年初、MonoDevelop 1.0のリリースは、更にMonoでの開発を簡単にし、2.0もまもなくリリースされる予定で、Monoの役割は更に重要なものになってくる。

8.初のAndroid携帯発売
人々が待ち望んでいたGoogle Androidがようやく登場したが、このプラットフォームシステムはLinuxベースであり、我々が待ち望んでいたオープンソースの携帯OSである。今年の夏、初めてのAndroid携帯-HTC G1がようやく正式に登場した。

Androidとそれを利用した携帯電話の動向は不明確ではあるが、これゆえにLinuxの発展がもたらした携帯電話システムのiPhoneに対する挑戦は、誇りに思えることである。

9.オープンソースWebブラウザの争い
Mozillaにとって、2008年はマイルストーン的な意義のある一年であった。この組織は今年新しいWebブラウザFirefox 3をリリースし、ユーザーのインターネット閲覧速度とセキュリティ機能を高めた。Mozillaはまた新しい競争相手GoogleのオープンソースWebブラウザChromeを迎え、GoogleのWebブラウザはより早いJavaScriptエンジンを有していると称され、速度において利点を持っている。Mozillaによれば、新しいFirefox 3.1ではWebブラウザでは新しいJavaScriptエンジンのTracemonkeyを利用することにしたということだ。

10. AsusのEee PCがLinux普及を推進
AsusのEee PCとその他ネットブックの発売は、Linux OS のコンシューマユーザーへの普及を大幅に促した。ネットブックはインターネットアクセス、ワープロ、その他一連の日常的な操作を実現させ、価格も非常に安い。

Asusとその他ベンダーの以降のモデルではWindows XPがプレインストールOSとして利用され始めてはいるが、Linuxがネットブック市場で価格要素もあり最大の優位性をもっていることに変わりはなく、99米ドルのネットブックもまさに研究開発中らしく、ベンダーにとっては明らかに、このような価格帯のネットブックでは無償のLinux OS を選択するだろう。Ubuntu提供ベンダーCanonicalの関係者によると、ネットブックの既にLinuxのコンシューマユーザーへの拡販を促進しているとのことだ。


【書評】
今回の10大イベントに関しては、前回のものより共感できる部分が多い。ここで取り上げられていることは2009年も継続して注目に値する項目で、Monoによる.Net環境の実現、OpenOffice.org 3.0によるODF 1.2サポート、OOXML用インポートフィルタの搭載、ネットブックの台頭など着実にデスクトップLinux利用への弊害は少なくなってきている。ただ、本文で指摘されているとおり、デスクトップLinux生業とするベンダーがビジネスを継続できる仕組みを早急に作っていかなければ、その熱はやがて冷め、撤退するベンダーが後を絶たなくなってしまうであろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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