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工信部:4本の柱で中国IT業界の発展へ オープンソースを主軸に推進

今回のもとネタはこちら
『工信部:4大方向发展IT业 将推动开源成主流』

【翻訳文】
10月16日のニュース、工信部のソフトウェア&集積回路促進センター常務副主任の邱善勤氏はメディアに対して、今後工信部は4つの分野でIT産業の構築に多大な力を入れていくだろうと明かした。それに含まれるのは基盤ソフトウェア,潜在的な市場の解放,SaaSモデルの支持,オープンソースソフトウェアの促進などである。

邱善勤氏は、工信部はOS,データベース,ミドルウェアを含めた、基盤ソフトウェアの研究開発を非常に重視しており、同分野においてマイクロソフトなどのソフトウェア大手と競争と協力双方の関係を築いていくと明かした。

次に、邱善勤氏は、工信部はアウトソーシング業の発展を非常に重視していると語った。現在、中国国内のハイエンドなアウトソーシングプロジェクトは、国内の内包(※筆者注:海外からのアウトソーシングを”外包”と言うのに対し、中国国内から中国国内へのアウトソーシングを”内包”と表現する)市場の80%を占めている。工信部は現在内包市場の発展計画を推進しているが、目的は国内の内需市場の解放で、この機会に中国国内のアウトソーシング企業を育成し、彼らが力強い企業になっていくのを支援していく。

邱善勤氏は、中国はアウトソーシング産業を重要視ているインドとは違い、中国では内包を通して企業競争力が強化されていくと考えている。彼は次のように語った:”何はともあれ、内包市場のコストは比較的低く、国内の巨大な内包市場を断念して海外のアウトソーシングを追いかけるよりも、4兆の機会を手に取ることになるので、国内市場の潜在力を解き放つ方が良いと考えている。

第三に、中国国内の中小企業の数は非常に大きいので、工信部はSaaS産業の発展に大きな力を注ぎ、多数の中小企業が情報技術を使っていけるよう促進していく。

第四に、邱善勤氏は、オープンソースが主流になるよう推進していくにあたり、マイクロソフトもオープンソースの活動を行っているが、マイクロソフトはより迅速にオープンソース化に走ってほしいと語った。中国の基盤ソフトウェアとアプリケーションの発展は、オープンソースの発展に依存している。邱善勤氏は、国内のいくつかの中国オープンソースコミュニティは活発になっているが、”政府もオープンソースが主流になるよう支持していく。”と語った。


【書評】
中国企業同士の国内アウトソーシングを意味する内包は始めて耳にする言葉だが、海外アウトソーシング(外包)を捨ててでも内包に注力すべきという意見は、世界の景気低迷を受け海外アウトソーシングの規模が縮小しているのかと考えたのだが、2009年の実行金額で25.6億ドル(≒2,325億円)で前年同期で32.5%増加しているとのことである(関連記事)。ただ、まだ世界経済の先行きが不透明なこともあり中国自体が内需政策を重視しており、”家電下郷”の政策はその代表例であり、国策としての内需拡大が内包重視の背景にあるのかもしれない。
また、中小企業IT化政策でSaaSを推進していくと言うのは利にかなっているかもしれないが、中国はまだまだ一般的にはADSLの1~2MBの環境が多く、ブロードバンド環境が整っているとは言い難いので、そういったインフラまわりの整備も必要であろう。3G網及びその先のモバイルインターネット網が順調に伸びていけばモバイルSaaSが急速に立ち上がっていく可能性は高い。

それらを推進していく中核としてのオープンソースということであるが、そのオープンソースを推進していくにあたっては、もちろん政府の支援と言うのも必要なことではあるが、技術者の育成と言うのも早急に取り組まなくてはならない課題であろう。人材育成から就業までの一貫したオープンソース教育、そこをどう取り組んでいくかが今回の記事に対する一番のキーポイントとなってくるであろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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