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マイクロソフト反違法コピーで再度勝利:宏図三胞に70万元の賠償判決

今回のもとネタはこちら
『微软反盗版再下一城:宏图三胞被判赔70万元』

【翻訳文】
上海市浦東新区人民裁判所(浦東裁判所)は本日上海宏図三胞コンピュータ発展有限公司(以下”宏図三胞コンピュータ”)及び上海宏図三胞百貨社(以下”宏図三胞百貨”)に非合法プレインストール,マイクロソフト社コンピュータソフトウェア販売の案例で一審判決を出した:判決で両被告は直ちに著作権侵害行為を止め、ソフトウェア著作権者のマイクロソフト社に合理的な経済損失を含め合計70万元の賠償を行うこととなった。

ビジネスソフトウェアアライアンスの関係者によると、 宏図三胞コンピュータ及び宏図三胞百貨はともに江蘇省三胞グループ有限公司の子会社宏図三胞ハイテク有限公司の関連企業で、コンピュータ小売業では比較的規模が大きい方だ。2006年6月に、原告の弁護士が調査を行ったところ、上海のコンピュータ小売市場にある程度の非合法ソフトウェアプレインストールの著作権侵害を発見し、両被告の著作権侵害の事実が明きらかになった。同年の8月から10月にかけて、マイクロソフト社の代理人は上海市長寧区公証場の監督下で、両被告の異なるランダムな6店舗で異なるブランドのコンピュータを購入したところ、その全てにライセンスを受けていないWindows XP及びMS Office 2003などマイクロソフトのソフトウェアがプレインストールされているのを発見し、著作権者であるマイクロソフトの合法的な利益をひどく侵害していたことが判明した。12月12日、上海市著作権局は≪行政処罰決定書≫を発行し、上海宏図三胞コンピュータ発展有限公司に2万人民元の行政処罰を下した。

2008年1月、マイクロソフトの代理人は上海市公証場の監督下で、再度宏図三胞百貨が海賊版ソフトウェアがインストールされたコンピュータを販売しているという証拠を得た。マイクロソフトは直ちに両社を訴え、Windows XP及びOffice 2003のソフトウェア著作権侵害を止めること、また経済損失の合計100万人民元の賠償金を要求した。上海市浦東新区人民裁判所は2008年6月11日に本件を受理し、最終的に2009年9月22日に上述したとおりの判決が下された。これに先立ち、上述した両被告はAdobe社ソフトウェアも非合法にプレインストールしていたため上海市浦東人民裁判所で起訴されており、裁判所での調停後に賠償金を支払っていた。

この案件に話が及んだ際に、本件の主要弁護士の游閩健氏は次のように語った:”コンピュータのハードディスクに海賊版をプレインストールすることは最も典型的な方法の1つである。消費者がコンピュータを購入するとき、多くの場合ハードウェアのみを気にかけ、ソフトウェアが海賊版であるかは思いもつかない。これは消費者の利益に深刻な損害を与えるだけでなく、ソフトウェア著作権の権利者にも大きな経済的損失と名誉毀損の被害を与えてしまうことにもなる。海賊版ソフトウェアのプレインストールの行いを打ち破ることは合法的なコンピュータ販売メーカーの利益を維持できるようになるし、彼らはこのような海賊版ソフトウェアプレインストール業者との競争手段をもっていないしーー或いは知的財産権の侵害ものみならず、不正な競争行為で非合法な利益を得るため、これは一種の卑劣な侵害行為である。”

中国ソフトウェア連盟常務副理事の長鄒忭氏は、”2006年、情報産業部,国家版権局,商務部は合同で≪コンピュータへの正規版OSプレインストールについての関連問題の通知≫を発行しており、本件の被告は長期に渡って海賊版ソフトウェアプレインストールで著作権侵害行為を行っているので、甚だしく通知規程に違反しており、性質は劣悪なものである。我々はこの案件がコンピュータ販売メーカーに、コンピュータを販売する際にライセンスを受けていないソフトウェアを販売することは深刻な違法と権利侵害行為であり、相応な法的責任を負う必要があるとの警鐘を鳴らすことを期待している。”と語った。


【書評】
海賊版ソフトウェアの作成、販売業者が訴えられた件はマイクロソフトで番茄花園事件(関連記事)、シマンテック社の馬靖易グループの件(関連記事)を紹介してきたが、パソコン販売店が訴えられるのケースは初めての紹介である。
宏図三胞グループは上海・北京・安徽省など8大都市(省)に”PC MALL”と言う店舗を展開している企業であり、筆者も何度か足を運んだことがある。今回は店舗において違法なWindowsやOfficeをプレインストールして販売していたとのことだが、また聞きの話しだがパソコンショップで自作用パーツ一式をセットで購入した際、店員に「Windowsも付けておくか?」と聞かれ、えらく面食らった人もいるそうだ。

また、本文の主要弁護士の話しにはいささか納得し得ない部分もある。と言うのも購入者も違法コピーと知っていて購入・利用するケースが少なくないからだ。プレインストールとは少し離れるが、先日もリカバリーCDが付いていなかったため、1回のインストールのために正規版を買うのは高すぎるので、海賊版CDを購入したという証言もあった(関連記事)。
違法ライセンス利用の低減、撲滅には販売する側、利用する側双方の意識改革が必要なのと、正規版への1つの対策として、その移行費用を低減できるオープンソースを利用できる部分から適用していくと言うことも寛容と思う。

海賊版、違法コピー版の利用は違法なことであり許されることではない。今回のようなケースが増え、社会全体で意識改革が芽生えてくることを切に願う。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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