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倪光南氏:オープンソースでなければ、中国がOSを有することはできない

今回のもとネタはこちら
『倪光南:软件不开源,中国不会有操作系统』

【翻訳文】
9月22日のニュース、最近、”2009中国フリーソフトウェアデー”の大学への普及活動中に、中国工程院院士の倪光南氏はオープンソースソフトウェアについて、もし中国のソフトウェア業界がオープンソース採用しない或いはオープンソースソフトウェアを基礎とした発展がなければ、永久的にWindowsを利用することになり、中国はOS方面で永遠に自主的なOSを有することができないだろうと言う主張を訴えた。

倪光南氏の観点では、インターネットの発展がオープンソースで世界のソフトウェアに携わる人々と繋がれるようにし、グローバルな枠組みで協力ができ、これらソフトウェアのプロジェクトや計画などで共同発展できるようになっているとのことだ。これはインターネットがなかった時期には実現不可能なことであった。彼は同時に、インターネットの普及でオープンソースソフトウェアのモデルが徐々に知られるようにもなり、いくつかのプロプライエタリな企業も、彼らのプロジェクトでオープンソースのモデルで研究開発を行うようになったので、オープンソースの推進はある程度インターネットの発展から恩恵を受けていると考えている。

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中国工程院院士,中国科学院コンピュータセンター研究員 倪光南氏

ソフトウェアの知的財産権の保持に話が及んだ時、倪光南氏は、伝統的なソフトウェアの著作権保護は、特許の保持を含めてソフトウェアの発展にある程度の作用を起こし、いくつかの著名なソフトウェア企業を作り上げもするが、ソフトウェアの知的財産権の保護が行きすぎてしまい、知的財産権を濫用した結果ソフトウェア自身の発展に不利にもなってしまうと考えていた。”いかなる科学的な発展もオープン性に基づき、急速な発展と普及が遂げられているが、ソフトウェアの行き過ぎた知的財産権の保護がソフトウェアの発展を束縛してしまっている。”

倪光南氏は、中国のソフトウェア業界の歩みは若干遅く、その中で多くの常用される分野のソフトウェアが既に多国籍企業に独占されているので、オープンソースは中国にとって更に十葉となってくるだろうと語った。

倪光南氏は同時に、ソフトウェア企業は国家のオープンソースに対する多大なリソース投入やサポートの機に乗じて、オープンソースプラットフォームをよく利用し、各ソフトウェア従事者,オープンソース従事者及びオープンソース企業すべてがオープンソースソフトに貢献していく必要があると提言し、”現在個人と企業のこの方面での貢献はとても少なく、我々はできる限り早くこの局面を変えていきたいと考えている。”と語った。


【書評】
倪光南氏は以前紹介したとおり(関連記事)、数十年中国科学院コンピュータセンターに籍を置き、コンピュータやアプリケーションの研究開発を行い、現在も中国科学院の研究員であるとともに全国政協委員、中国中文情報学会理事長、中国ソフトウェア連盟副理事長なども務めている人物である。今回の主張自体に目新しさはないが、氏らしい核心をついた主張である。

ソフトウェアの著作権保護は確かに過度になりすぎ、1社が独占してしまうと技術の進歩自体が遅れてしまう危惧は確かに存在するが、著作権が保護されなければその開発者及び企業・団体などが妥当な恩恵を得られないと言う本末転倒な状況にもなる難しい問題である。
最近の中国のソフトウェア関連記事を見ていると頻繁に”自主的知的財産権”と言う言葉を多く見かけ、特にOS、オフィスソフト、データベースなどが強調されることが多いが、これは中国における海賊版ソフトウェアに対する対策及び海外ベンダー主導で基幹システムなどを構築していることへの不安にも通じているのだろう。
基盤となるソフトウェアを1から作り上げていくことは非常に工数がかかることでもあり、基礎となる恰好のものとしてオープンソースがあるのだが、如何に利用したことに対して貢献で返すというサイクルを作り上げていけるかが今後の鍵になる。中国オープンソース推進連盟の陸主席はたびたび”中国はオープンソースの利用者から貢献者に変わった”と言う主張を展開しているが(関連記事)、この輪を如何に大きく広げていけるかが重要となってくるであろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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