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数限りなく次々と現れるWindows海賊版は訴訟頼みでは防ぎきれない

今回のもとネタはこちら
『Windows盗版层出不穷靠打官司堵不了盗版』

【翻訳文】
数日前、中国国内最大のWindows XP海賊版生産メーカー番茄(”とまと”の意)花園の洪磊被告に3年半の実刑と100万人民元の罰金が言い渡された。マイクロソフトの中国での反海賊版の争いは一段落した。

それでも、番茄花園事件は終わりを告げておらず、今年の10月に発売されるマイクロソフトのWindows 7は中国国内海賊版市場で既によく売れており、インターネット上でもまた数多くダウンロードされ、1枚10元の海賊版と400元の正規版を比べてみても、その価格差はとても大きい。業界関係者は、マイクロソフトの中国における反海賊版の道は法的な手段で海賊版に対抗するのではなく、中国でのマーケティング戦略の町制も必要であると指摘している。

番茄花園事件が鳴らす警鐘

数日前、蘇州市虎丘区裁判所は番茄花園サイトの創始者及び主要管理人である孫顕忠被告と洪磊被告にそれぞれ3年半の懲役刑と100万人民元の判決を下したが、事件に関与した2人の罰金は少なく懲役刑も短いものだった。

知的財産権の専門家によると、過去2,3年、海賊版に関わる人間刑事告訴されるはだんだんと多くなってはいるが、番茄花園事件については、既に閉じられた企業の規模と量刑の厳しさという観点で見ても、1つの一里塚となるだろうとのことであった。

”番茄花園の父”が判決を言い渡されてから3日目、番茄花園のサイトは全面的に”改造”がなされ、ナビゲーションサイトに変わり、ウェブサイト上には広告が出現し、正しい道を進むので、ネットユーザーの支持が欲しいと表示されていた。

海賊版の形式はもはやCD-ROMだけではない

中国国内の海賊版市場で、だんだんと多くの海賊版ソフトウェアがインターネットを利用して普及してきており、いくつかの違法分子はフォーラム、あるいはP2P技術を通じて、海賊版ソフトウェアを”至る所に叛乱させて”いる。

記者がいつかのフォーラム上で見たのは、多くのネットユーザーが書き込みで異なるバージョンのWindows Vista、ひいてはWindows 7を提供しており、挿絵や文も豊富に如何にコンピュータ上にWindowsソフトウェアをダウンロードするかを教えているものもあった。記者はあるフォーラムでは”公然”と”Windows 7ダウンロード”と言う書き込みも発見した。

判明しているのは、番茄花園のサイトが改良されて、番茄花園バージョンのXPがダウンロードできなくなったにも関わらず、P2Pソフトウェアを使えば依然として番茄花園版XPの”種”は比較的隠されているとはいえ、探し当てることができる。

あるIT技術のマニアによると、現在インターネット上では数多くの”破解版”Windowsが流行しており、いくつかの破解愛好者はWindows 7を”完全に破解”しており、一部ネットユーザーはコンピュータ上にインストールして利用しており、それらは安定稼働しているとのことであった。”現在技術に明るい人は、すべてネットワーク上でのダウンロードを選択し、コンピュータショップに買いに行く人は非常に少ない。BT,ネットディスクなどがあるので、ソフトウェアベンダが全面禁止することは不可能である。”

市場戦略の調整が鍵になる

実際は、中国国内で海賊版ソフトウェアに関わっているのは番茄花園だけでなく、”葡萄(ぶどう)花園”,”蘋果(りんご) 花園”などなど数千から万の単位のサイト,フォーラムが存在する可能性があり、またインターネットの中にソフトウェア改修の名人が潜んでいることもある。ある業界関係者は次のように分析する : なぜマイクロソフトが番茄花園と同質なフォーラムを訴えないかと言うのは、番茄花園の人気が非常に高く、番茄花園のXPは中国国内での普及率が高いので、ちょうどこの時に、マイクロソフトは”鳥を殺して猿を戒める(※筆者注:見せしめの意味)”ようにしているためだ。

それでもなお、今回の”鳥を殺す”が望ましい効果を得られるかどうかは、現在の状況から見て、必ずしも楽観視できず、なぜなら各種バージョンの海賊版Windows 7が既に数多くフォーラム上でダウンロードされ、またコンピュータ販売店でも販売されているためである。

市民の張氏は記者に”しかたがない”と言い、家庭では1台のブランドパソコンを利用しており、正規版のVistaがインストールされているが、先日コンピュータが故障したので、システムを復元する必要があったが、ブランドパソコンには購買時にシステムソフトウェアのCD-ROMが付いておらず、最終的には、張氏は海賊版VistaのCD-ROMを買って帰り再インストールしたが、”正規版のソフトウェアは数百元もするが、利用するのは1,2回だけであり、あまりにも不経済的すぎる”と語った。

ある業界関係者は、本当の意味で消費者に正規版のWindowsに興味を持たせるには、マイクロソフトとOEMパートナーに重要な責任があり、時には、反海賊版には法律的な行為だけではなく、ある種の市場前略も必要であると語った。消費者の製品内容と価格へのニーズを真に理解し、自身の利益と消費者の利益を合致させWin-Winな政策を取ることが、最も有効な反海賊版に対する行為である。


【書評】
以前の記事でシマンテック社が同社のライセンスを不正コピーし海賊版を販売したとして馬靖易グループを訴えた。その時シマンテック側は1,000万元の賠償金及び弁護士費用を請求した他に、著名なWebサイトでの公開謝罪を要求するなど厳しい態度で起訴状を提出していた(関連記事)。今回の判決はその知名度をもとにしても、いささか甘すぎる判決という感が拭えない。また、本文中には”番茄花園”のサイトは全面リニューアルされたとあるが、実際にサイトを除いてみると、限りなくグレーに近いオンラインツールやクラッカー(黒客)サイトへの誘導リンクが尚散見される(関連リンク)。本文中で指摘されているとおり、メーカー側の工夫も必要であることは確かではあるが、”海賊版を利用することは悪”と言うことを印象づけるような、厳しい対応を切に願う。

メーカー側の工夫という意味では、OEMがリカバリーディスクをつけていなかったとあるが、最近はハードディスク内にリカバリー領域が用意されており、そちらからリカバリーが実行されるものも多い。もしそのような措置がなされていないのであれば、CD-ROMをつけたらそれ自体がコピーされ、蔓延する、と言う判断があったのかもしれないが、効果は無かったということになる。
メーカー側の工夫のもう1つは、以前も指摘したがGoogleの検索同様に利用者側から料金徴収をしない、スポンサーモデルなどもOS、アプリケーションにも適用できるのではないだろうか。

もちろん、オープンソースの利用と言うのも有効な解決策である。そのすべてをいっぺんに変更する事は無理でも海賊版利用率が最も高いOfficeから(関連記事)、あるいはOSをLinuxへなど段階的にでも移行していけば海賊版と言う概念も(一般的には)なくなる。

中国でのソフトウェア正規版利用への道のりは長そうだが、千里の道も一歩からであると強く思う。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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