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中標軟件 曹冬氏 : MoblinはPC向けLinux普及を加速する

今回のもとネタはこちら
『中标软件曹冬:Moblin提速Linux向PC普及』

【翻訳文】
3Gの出現は機会 恐れずWindows7に挑戦

曹冬氏は、今年の初めにネットブックが台頭するとともに、多くの人がLinuxが個人向けに普及していくと大きな期待を抱かせたが、同時に利益幅が小さい等の原因でマイクロソフトはこの市場を軽視していたと説明した。しかしその後ユーザーがネットブックを購入するニーズが変わり、彼らは依然として通常のノートPCと同様に多くのアプリケーションを利用したいと思うようになり、これらの方面では制限を受け、これがLinuxを今一度バツの悪い状況へと導いてしまった。特にマイクロソフトが次世代のOS Win7でネットブックをサポートすると公表した時、それはLinuxにとって大きな苦悩となった。

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しかし中国でも3Gが普及するにともない、Linuxにも新たな商機が見えてきた。曹冬氏は、いかなるベンダーも天下を取ることはできず、3Gの時代が到来するに連れて、Linuxネットブックの優位性が再び顕著になると考えている。彼は今後数年間でLinuxデスクトップ市場は必ず更に大きな規模になっていくと考えている。

Google Chromeは”クラウド”のシンクライアント MOBLINには対抗できない

最近GoogleはLinuxベースのPC OSであるChromeを発表し大きな関心をよんだ。同様なLinuxベースのものを、中標軟件はどのように捉えているのだろうか?

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曹冬氏は現時点ではChromeにはOSとしての優位性は見られないと語った。彼はChromeを”シンクライアント”のようで、その目的はGoogleのクラウドコンピューティングを普及させ、両者の組み合わせでクローズド・ループを形成する事にあると評価している。しかし現時点での試用版を見る限りヒューマンーコンピュータインタラクション機能には若干ギャップがあり、ユーザーのニーズを満足できていない。彼はGoogleブランドの影響力は大きいかもしれないが、ユーザーは売り言葉を信じず更なるユーザーエクスペリエンスに関心を持つと語った。同時に、現在Chromeは無償でオープンソースかを発表しておらず、これもMOBLINとは異なっている。


【書評】
中標軟件は中国標準軟件の略称で中国国産のLinux OSディストリビュータ、且つ政府・テレコム系に強いシステムインテグレータでもある。現在、同社のホームページを見るとグループで4,200人もの従業員を抱え、Linux OSディストリビュータとしては中標普華Linuxを出しており、広東省の公安ビデオプロジェクト(関連記事)、中国電信掲陽支社の監視システム(関連記事)などにも採用されている。
事例としてはサーバーが目立つがデスクトップソリューションにも取り組んでおり、Officeなども出していて、目立つところではチベット語対応オフィスへの取り組みなどがある(関連リンク中国語)。
中国でデスクトップLinuxに取り組むベンダーとしては同じくMoblinを推進するRed Flagなどもおり、Red Flagは関連製品としてMIDINUXを提供し組み込み製品に対して積極的に取り組んでいる(関連リンク中国語)。ワールドワイドでは同じLinuxディストリビューションのNovellがその推進を行っている。

対してChrome OSは現在開発が進められており、ネットブックを主なターゲットとし2010年後半にChrome OS搭載のネットブックが発売されると言われている。本文で言われるとおり、Chrome OSはシンクライアント向けなのであろうか。確かに、Google共同創業者のラリー・ペイジ氏はChromeをユーザーがほとんどの時間Webブラウザを利用していると言う前提のもとにOSを再設計するものだとしている。その文書を額面どおりに受けとれば、現在のシンクライアントの概念に近いのかもしれない。ただ、それであればわざわざOSを開発する必要があったのだろうか。GoogleがChromeで目指すのは今現在一般的に言われているシンクライアントではなく、ファットクライアントとの中間ライトクライアントであろう。

Androidもネットブックへの適用が各社で試されており、夏の間にAcerから搭載ネットブックの出荷が予定されているし(関連記事)、UbuntuもそのおおもととしているDebianの次バージョン開発にCanonical社のスタッフを充当し更に力を注いでいくと言われている。Moblin,Chrome,Windows 7を含めたネットブックでのデスクトップ覇権争いからも目が放せない。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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