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外電評論 : 中国でのオープンソースは困難に直面している

今回のもとネタはこちら
『外电评论:开源在中国面临重重困难』

【翻訳文】
理不尽なソフトウェアの違法コピーと信頼性に乏しい商用サポートが中国でのオープンソースの発展を妨げている。

中国政府は多くの国内オープンソースプロジェクトを支持しているが、これらのプロジェクトは広範に適用されている訳ではない。アナリストらによると、認知不足、大規模オープンソースプロジェクトの欠如、誰がそのプログラミング言語の専門知識を持っているかを見つけるのが困難なこと、これら全てが中国におけるオープンソースの成長を妨げているとのことだ。

中国で、大型のビジネス機関がLinux或いはオープンソースソフトウェアを選択したと言う事例を聞くことが少ない。中国はずっと独自のソフトウェア業界の巨人、オープンソースの分野の巨人を含め育成しようとしてきた。RedFlag Linuxは中国最大のローカルLinuxディストリビュータである。RedFlagソフトウェアのCEOは中国郵政と郵政貯蓄銀行が運用している数万台のサーバーはRedFlag Linuxで、中国国営メディアの新華社も同社のユーザーであると言っている。中国Linux市場の主な成長空間はネットブックとサーバーにある。しかしLinuxとその他オープンソースソフトウェアは克服が困難な巨大な障壁に直面している。

中国の企業はオープンソースをコスト削減のために選択する必要がなく、それは彼らが無数の違法コピーのソフトウェアを利用しているからであり、違法コピーのWindowsとMicrosoft Wordは既に中国の家庭とオフィスで蔓延している。ビジネスソフトウェアアライアンスの報告では2008年の中動くの違法コピー率は80%となっていた。北京Linuxユーザグループ組織者のFrederic Muller氏は、Windowsは中国では無償と同義で、いかなるクローズドソフトウェアも全て無償であると語った。オープンソース会計ソフトウェアのFiveDashは、同社のコード開発は中国で完成させているが、中国版のソフトウェアを出したくないと考えている。Sun中国オープンソースコミュニティ責任者のJames Bai氏は、低知名度とIT業界でのIBMのような大手支持者の欠落も、中国オープンソースの特徴の1つであると語った。

中国はまたRedFlag以外のオープンソースベンダー、例えばLinuxディストリビュータの中国標準軟件(C2SC)社やRedFlag2000ソフトウェア、Officeコンポーネント開発ベンダーRed Officeなどもいる。しかしこれらの企業は既にオープンソースコミュニティの成長を促進しておらず、革新的とも思えない。


【書評】
中国のオープンソース発展を妨げる理由は違法コピーと商用サポートの未発達、大型プロジェクトの欠如にあると説いている。原文は”Open-source adoption faces extra obstacles in China”と言うOwen Fletcher氏が書いたものである(関連記事)。なるほど如何にもアナリスト的な記事ではあるが、まず商用サポートの未発達と大型プロジェクトの欠如はどこの国でも通る道である。筆者自身は中国市場におけるオープンソースはマダマダ発展段階で、これらの問題に直面しているのは至極当然のことと捉えている。欧米でも日本でも以前に通った道であり同様な論評はやはりあった。また、違法コピーが原因という部分に関しては短期的に今だけを見れば、確かにその通りかもしれないが、中国国内でも違法コピーへの対策は色々と政府も行ってきている。個々の個人の意識に行き渡るのにはまだまだ時間がかかりそうだが、政府、文教そして企業においても違法コピーから正規版へと言う意識は高まりつつある。その場合には上述されていたコスト意識、と言うのが芽生えるはずである。
中国に限らず市場を外からだけでなく内側から見ることと、その発展段階に照らし合わせ見ていくことが寛容だと考える。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメント

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No title

熊猫さん
ご返事ありがとうございました。
なるほど。おっしゃるとおりですね。
オープンソースソフトの推進は、開発のみならず、商業的な運行も不可欠なので、人々の考え方を変えてもらうことはきっと大切ですね。

No title

ゆるゆるさん、

コメントありがとうございます。
外電のリンクは中国語原文の方と、私の書評の部分にありますが、英国IDG Newsの記者Owen Fletcher氏のものです。
リンク : http://www.goodgearguide.com.au/article/311275/open-source_adoption_faces_extra_obstacles_china

私が書評で書いたのと、ゆるゆるさんも指摘されているとおり、中国のオープンソースは”これから”の段階です。これから産官学が一体となって推進していくべきですよね。

元の記事を書いた方は典型的なアナリストなので、外部から見て、また知り合いから伝え聞いたのみの分析記事なのでしょう。

まだまだ

この記事に対する疑問はいくつあります。まず、元ネタにはどこの外電ですかって明記されていませんね。それから、レッドフラッグの一例だけですべてのOSS普及運動は中国で行き詰まって、将来も見えないと断言するのは早すぎると思います。今の大学生の中で、知財重視とOSS信仰を抱いている人はますます増えていますからね。
熊猫さんのおっしゃるとおり、まだ最初の段階ですから、記事が言及する現象はむしろ普通ではないでしょうか。要するに、一国のソフトウェアは政府だけが支えてもしようがないです。もっと幅広く、社会的な動きにならないとね。
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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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