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Red Hat社 胡铂林氏 : 違法コピーソフトウェアはリスクに値しない

今回のもとネタはこちら
『红帽胡铂林:盗版软件 不值得冒险』

【翻訳文】
Red Hat中国総裁の胡柏林氏は最近公表した文章で、反違法コピーソフトウェア団体 - ビジネスソフトウェアアライアンス – の年度報告での指摘では、中小企業が違法ソフトウェアを使用し続けているユーザーだとあるが、違法コピーソフトウェアはリスクに値しないと語った。ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)の絶え間ない努力をし、違法ソフトウェアの推進者と利用者を根絶させるようにしているにも関わらず、2008年、違法コピー版は1.63億米ドルの損失を引き起こした。

企業が違法コピー版を利用する主な原因はコストにある。多くの企業ユーザーにとって、利用ライセンスの方式を取るクローズドソフトウェアは依然として高価なものである。ソフトウェアの導入費用に加えて、全体のコストの中には技術サポート費用とアップグレード費用も追加される。中小企業にとって、デスクトップ向けソフトウェアと基礎的なビジネスアプリケーションの利用、例えば在庫管理システムや顧客リレーション管理(CRM)アプリケーションソフトウェアなどは、導入費用、及びその後の継続的なライセンス費用とサポート費用は非常に重い負担であると言える。

違法コピーソフトウェアを利用するビジネスユーザーは彼らが抱え込むリスクを意識していないかもしれない。彼らは法的なリスクを冒しながら、当然違法コピーソフトウェアの利用品質にも耐えなければならない。それでもなお、クローズドソフトウェアの高額な費用は彼らが違法コピーソフトウェアを利用してしまうには十分過ぎる。

これは正にオープンソースが備えている魅力的な部分である。オープンソースソフトウェアは合法的なもので、経済的な選択で、高価なユーザーライセンスであるクローズドソフトウェアを代替するものである。クローズドソフトウェアとは対照的に、オープンソースソフトウェアはユーザーの利用を奨励し、研究、コピー、改変と再配布が可能なソフトウェアである。このソフトウェアはいかなる数のコンピュータで利用しても合法的で一切の制限もない。アプリケーションについても、ユーザーはクローズドソフトウェアでの制限と利用ライセンス費用を免除できると言える。

企業に対して、彼らが新しいプログラムのインストール或いは新たなセキュリティホールへの対策など全面的なユーザーサポートを含めた、商用版のオープンソースソフトウェアを購入することを提言したい。現時点、数百の商用Linuxディストリビューションという選択肢があり、ユーザーはその特定のニーズを満たすバージョンを選択できるようになっている。

加えて、企業ユーザーに包括的なサービスと製品更新のサブスクリプションモデルで、最新のハードウェアとストレージ環境のドライバから、ソフトウェア機能の強化や新たなフレームワークのサポートまで、ポイントとなる技術の更新を含めて提供する。サブスクリプションモデルの価値は毎年予測可能なコスト構造を企業に提供できることにある。ユーザーも密閉されたクローズドソースソフトウェアの制限された技術構造では関連付けられないであろう。クローズドソースソフトウェアはユーザーが最新の技術を取得するにはライセンス費用を要求する。

オープンソースのLinuxとそのサブスクリプションモデルは密閉されたクローズドソースソフトウェアを超えるコストの優位性を提供する。そしてそのコストの優位性のために、違法コピーソフトウェアを利用する企業の選択肢として考慮するに値する。もしこれらのユーザーがオープンソースソフトウェアに転用できれば、どんな国でも違法コピー版を0にするという目標が空想の世界ではなくなる。

現在オープンソースには既存の主要ソフトウェアを代替できるものがいくつかあり、その範囲はオフィスソフトやデータベースからビジネスアプリケーションにも及ぶ。OpenOffice ー オープンソースオフィスソフトはテキスト処理、スプレッドシート、プレゼンテーション、グラフィック、データベースなど、いかなるクローズドソフトウェアとも同等な機能と性能を提供する。その他の例としては次のものも含まれる :

- オープンソースCRMのSugarCRM
- オープンソースERP、例えばCompiere ERPやOpenBravo
- オープンソース会計ソフトのFitrix
- オープンソースデータベースのMySQLやPostgreSQL
- Apache Webサーバー

これらすべてのオープンソースアプリケーションは皆クローズドソースソフトウェアに匹敵するものである。通常の場合、ユーザーがクローズドソフトウェアを選択する原因は製品に対する熟知のためであり商業的な価値ではない。コストが問題な時は、彼らは最終的に違法コピー版を利用する。実際、多くのオープンソースソフトウェアはLinux Os上に構築でき、それらが持つ機能と性能はクローズドソースソフトウェアと同等もしくはより優れている。

性能面での考慮、例えばコードが最適化されたLinuxの場合、同一規格のハードウェア上では、一般的にクローズドソースソフトウェアよりも速い。それは様々なハードウェアプラットフォーム上で運用可能なので、比較的容易にLinuxのアプリケーションをワークステーション、デスクトップパソコン、ノートパソコン、インターネット或いはデータベースサーバ、ひいてはルーター上でも運用できる。Linuxデスクトップの外観や機能はアイコンやメニューを含め、ユーザーが要求或いは好む配置が可能で、ユーザーが新たなインターフェースを学ばなければならないという問題が不要になる。

すべてのLinuxを利用するユーザーは、それが高度な安定性と強力なOSで、システム破壊防止のために再起動をする必要がないことを知っている。もっとも良い例としては、オープンソースのLinuxは主要なビジネス環境の中でキーとなる部署に導入されており、それは例えばニューヨーク証券取引所や多くの政府機関や国防機関などがあげられる。

企業が実際のニーズを評価する際、もっとも重要な点は運用時にアプリケーションソフトウェアが順調で安定して実行されることである。オープンソースソフトウェアの卓越した性能はミッションクリティカルなアプリケーションにも充分足りており、その経済的なコストは中小企業が違法コピーソフトウェアで冒す価値のないリスクから解放してくれる。


【書評】
違法コピーの話題は幾度となく当Blogでも取り上げてきた(関連リンク)。違法コピーの利用は当然許されるものではなく、その対策には中国政府を初め各国政府もそれぞれ力を入れている。筆者自身も違法コピーソフトウェアの対策にオープンソースを推進していくと言う方法は非常に理にかなっていると考える。本文でも触れられているが、商用ソフトウェア(本文中はクローズドソフトウェア)を利用するのは機能面云々よりも”慣れ親しみ”、”既存のデータ”などが原因としてあげられる。しかし、それらの原因はオープンソースへの移行を図った際、一時的には痛みを伴うが長期的なシステム運用と言う観点に立てば、必ずメリットが出てくるはずである。と言うのも商用ソフトウェアを利用する場合も、そのメジャーバージョンアップが行われれば、特にOSの場合、1からのユーザー教育が求められるしオフィスなどのデータの互換性は必ずしも保証されるものではない。
したがって、現在”正規の”商用ソフトウェアを利用していて何ら問題がないユーザーにまでオープンソースをとは言わないが、システムを入れ替えるときにオープンソースを検討し試用してみるのが最善と考える。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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