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IDC : オープンソースのエンタープライズアプリケーションは盛んになりつつある

今回のもとネタはこちら
『IDC:开源企业应用软件正在兴起』

【翻訳文】
IDCは西ヨーロッパの515名もの機関IT決済者に調査を行ったが、これらの機関の従業員は平均して50名を越えており、その結果が示しているオープンソースエンタープライズアプリケーションソフトウェアの利用比率は目覚ましいものであった。9%の回答者が現在利用しているのはオープンソースのバックオフィスアプリケーションソフトウェアであり、7%の回答者が利用しているのはオープンソースのCRMアプリケーションソフトウェアであった。

調査結果が示しているのは、一般的に、各大きめな機関のオープンソース利用の背景にある原動力はライセンスの先払い費用を削減し、全体的なコストを下げたいと言うところにある。翻っていくつかの機関がオープンソースアプリケーションソフトウェアを採用しない主な原因は : ソフトウェアサポートの水準とオープンソースソフトウェアの品質への懸念である。

”エンタープライズアプリケーションソフトウェア市場では、大規模なベンダーが10%のシェアを占めているが、オープンソースオフィスソフトウェアの採用率が9%,オープンソースCRMソフトウェアの採用率が7%と言うのはかなり高い、”とIDC社欧州エンタープライズアプリケーションサービス責任者でリサーチディレクターのBo Lykkegaard氏は語り、”当然、オープンソースのソフトウェアは一部門で利用することも可能だし、エンタープライズレベルの部門での利用も可能だ。我々は、数多くのユーザーがオープンソースエンタープライズアプリケーションを利用するのと同時に、商用のエンタープライズアプリケーションソフトウェアも利用していると推測している。ある程度留保する部分はあるが、調査結果では、ERPとCRMの分野では、オープンソースの利用率は既にしきい値に達しており、各商用ソフトウェアベンダーも重要視しだしており、特に中規模な市場ではベンダーとの競争に入っているといえる。”

”我々はオープンソースエンタープライズアプリケーションソフトウェアのベンダーはまさしく株式投資と業界のリーダーの重要視を惹きつけており、その年間成長率は20%より高く、時にはもっと高いこともある。IDCは、オープンソースエンタープライズアプリケーションソフトウェアは商用ソフトウェアに、特に中規模な市場で価格圧力を与えている。我々は、オープンソースコミュニティと商用ソフトウェア支持者の間にはある種の宗教戦争(religious war)はありえないと予測している。しかし、彼らのある一面での競争は悲惨なものであるかもしれず、例えば誰がユーザーにERP或いはCRMを1ユーロで提供できるのかということだ。”


【書評】
オープンソースERPとCRMの利用率が上がってきているという。オープンソースERPであれば、CompiereERP5などが代表的なものだが、日本でも50人前後規模の小中規模案件を中心に導入も進んでいるようである(関連記事)。CRMであればSugarCRMだが、日本ではオープンソースCRM社及びソフトバンク・テクノロジー社がパートナーに名を連ねているが、中国においてはサーバー側OSのLinux需要の高まりなどからのニーズもあり、SugarCRM社自らが進出を果たし事業拡大を目論んでいる(関連記事)。
ERPにしてもCRMにしても先のITproの記事にもあるとおり、ライセンスフィー削減効果を狙ってと言うよりもスクラッチから作るのであれば、透明性が高く、拡張もユーザー側主導でできると言う理由での採用理由が多いように感じる。昔から言われているとおり、パッケージ製品であれば特にアプリケーションの場合、業務をITに合わせていくと言う本末転倒なことが起こるからである。また、そういったパッケージ製品は大企業向けに作られており、SMB対応とうたっている製品も数多く存在するが、その大多数は単なるユーザーライセンスが少ないなどの縮小版でしかない。大企業とSMBで求められる業務ニーズは根本的に違うはずである。
また、ERP,CRMなどオープンソースアプリケーションは確かに課題はサポートと品質にもあるのかもしれないが、そこはLinuxも同じ道を通ったが、どれだけのハードウェア及びその他ソフトウェアベンダーなどと協業体制をしいていければ、ユーザー側の視点も変わり徐々に解決していくであろう。
オープンソースのアプリケーション層への適用は、まだ第1歩を踏み出したに過ぎない。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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