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倪光南氏 : 国家は毎年2億米ドルで国産Officeのプレインストールを推進すべき

今回のもとネタはこちら
『倪光南:国家应每年2亿美元推国产Office预装』

【翻訳文】
中国工程院院士の倪光南氏は最近、工信部(※筆者注 情報産業部)が推進する绿坝インターネットフィルタリングソフトは国家・国民の利益につながる措置で、”情報化を推進する上で国家のリソースを利用するのは、デジタルディバイド解消に有利に働くだろう”と語った。

倪光南氏はインターネットコンテンツを浄化することは複雑で,広範囲にわたる問題であり、フィルタリングソフトをプレインストールするのは単なる1つの措置でしかないと指摘した。”3億人すべてのインターネットユーザーに対し措置を期待してはならず、いくらかのインターネットユーザーに有用なだけでも、大きな成功と言える”と倪光南氏は語る。実際倪光南氏の観点から見れば、绿坝事件はさらに重要な意義を帯びてくる。”このような措置は他の分野にも拡張されるべきで、特に必要なのはソフトウェアの正規ライセンス化方面である”、と倪光南氏は腾讯科技に対し語った。

”違法コピーの中で数が最も多いのはOfficeとAutoCADで、もしこれら2つのソフトウェアが绿坝の方式を採用したら、国家が資金提供してプレインストールされるので、中国PCソフトウェアの違法コピー率はさらに数割下がると推測される”、と倪光南氏は語り、”そうすれば、BSAが再度誇張したいと思うことも難しくなる”。

倪光南氏の上記の発言の背景には、インターネット上での中国違法コピー率の2機関の調査結果に顕著な差異が存在することがある。

最近、インターネット実験室の報告では違法コピーソフトウェアの市場の値を換算して経済的な値に計算したものでは、中国ソフトウェア産業の全体価格からの違法コピー率は2007年の20%から15%に下がっていた。当該年の有料ソフトウェアのインストール総数の計算では、2007年の56%から47%に下がっていた。

その前に発表されたBSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)の第6回世界PCソフトウェア違法コピーの調査報告では、中国でのソフトウェア違法コピー率は80%で、それに対し世界のソフトウェア違法コピー率は41%であった。

倪光南氏は記者に対し、現在の国産Officeは既に輸入ソフトウェアの代替として適用でき、2次元の国産CADソフトウェアも大部分の状況下では輸入ソフトウェアの代替として適用可能であると語った。

”国家が毎年1,2億米ドルを出資すれば国産のOfficeソフトウェアとCADソフトウェアを買い取れると推測している”、倪光南氏はこの件を非常に価値があると指摘し、さらに”過去に毎年中国はソフトウェアの正規版化を重視していたが、往々にして我々は大量の輸入ソフトウェアを購入せざるを得なかった”と語った。

倪光南氏はデータを引用して、今年の4月だけでも中国は米国に赴いた購買チームはマイクロソフト,IBMなど米国企業から96億米ドルにも達する購買契約を行ったが、その主たるものはソフトウェアであったと指摘した。

”これらの大型注文と比較すれば、1,2億米ドルなど取るに足らない”、しかし中国のソフトウェア企業に利潤をもたらすには十分であり、倪光南氏はこれが国産OfficeとCADソフトウェアを”急速に発展成熟させられ、世界市場に向かっていける”と考えている。

倪光南氏の最終的な結論としては、”今回の绿坝ソフトウェアの方式が中国ソフトウェア正規版化への重要な推進力になってほしいと考えている”と言うことだ。


【書評】
中国でのソフトウェア違法コピー率に関しては以前にお伝えしたとおり、BSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)が報告した80%と言う数値と(関連記事)、中国のインターネット実験室と超元実験室が共同で報告した47%と言う(関連記事)2つの数値があり、当然中国側はBSAの調査報告にはその調査方式と調査母数の少なさを根拠に倪光南氏をはじめ意義を唱えている。
国家が買い取りをしてプレインストールにあてるという発想は如何にも、と言う感はあるが2000年の時点で100倍もの輸入超過に陥っているにも関わらず(関連記事)、これと言った対策を打てていない日本の政府に比べれば意義は十分ある。ただ、政府が過剰に保護をしてしまうと、その圧倒的優位な立場から怠慢が生まれ、技術革新のスピードが鈍ってしまう可能性も大きいので、注意は必要である。
フィルタリングソフトの”绿坝”の件に関しては、別のBlogにも簡単にまとめてあるので、ぜひご参照されたい(関連記事)。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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