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インテルはWind Riverを買収し非PC市場を開拓

今回のもとネタはこちら
『英特尔收购Wind River开拓非PC产品市场』

【翻訳文】
インテルは6月4日声明で、同社は1株11.50米ドル(合計8.84億米ドル)の現金でWind River社を買収したが、Wind Riverはワイヤレス機器と家電製品にソフトウェアを組み込むメーカーである。この行動はインテルが非PC製品の市場を開拓する手助けとなると語った。

海外メディアの報道によると、インテルは、今回の買収から組込みシステムとポータブル製品のCPUとソフトウェア製品にの面で利益を得られるだろうと語った。現在の経済危機はPCの需要に影響しているにも関わらず、低消費電力のプロセッサを装備した製品の需要は依然として成長している。今回の買収でインテルの低消費電力製品の採用が強化されるであろう。

投資会社FBRCapitalMarketsアナリストのクレイグ・バーガー氏は、今回の買収はインテルがIBMのようにビジネスモデルの多角化を実施していく第一歩で、”インテルが多角化を開始した場合、チップの販売だけでなく、我々はインテルがここ数年でソフトウェアとサービスの分野で更に多くの買収をしていくであろうと予測している。”と語った。

Wind River HP
Wind River Sysytems公式ページでこのニュースを確認した

情報によると、今回の買収はインテルCEOオッテリーニ(PaulOtellini)氏が2005年に就任して以来初の重大な買収であるとのことだ。今年3月、インテルは株式で規模が比較的小さい企業の買収基金として10億米ドルを募集すると発表した。インテル最高財務責任者ステーシー・スミス(StacySmith)氏は先週、世界的なチップの売上暴落の影響を受けて、インテルの上半期の営業収入は26%下降し、そのため同社はずっと成長を推進し、知的財産権のギャップを縮小するため買収の機会をうかがっていたことを明きらかにした。

6月3日に、NetAppは19億米ドルの価格でデータバックアップ技術ベンダーのData Domain社の買収に合意した。

インテルは全世界のPCチップ市場の80%前後のシェアを取っている。オッテリーニ氏は、今年の下半期世界のコンピュータ業界は上半期よりも良くなるため、第一四半期には同業界の底入れの兆しが見られると見込んでいる。

インテルのソフトウェア事業はずっと拡大しており、2007年には”Moblin”という名のLinuxベースのOSを出荷したが、Moblinはポータブル電子製品向けに装備される製品である。

インテルによると、同社は1株11.5米ドルの価格でWind River社の全流通株を買い取る予定で、この価格はWind River社の水曜日の終値8米ドルよりも44%ほど高い。


Wind River Systemsについて

ウインドリバーシステムズ社(WindRiverSystems)は組込みソフトウェアとサービスプロバイダーの世界的なリーダー企業で、特定業界向けに組込みソフトウェアプラットフォームを提供する唯一のベンダーでもある。同社が提供する組込みソフトウェアプラットフォームにはリアルタイムOS,開発ツールや技術などが統合されている。ウインドリバーの製品とプロフェッショナルサービスは多くの分野で知れ渡っており、主な分野は宇宙技術及び国防,自動車,民生用電子機器,産業オートメーション,ネットワークインフラなどである。

世界各地のデジタルデバイス製造商はウィンドリバー社の組込みソフトウェア製品を業界標準としている。NASAの”チャレンジャー号”火星探査機内の航空宇宙機器もウインドリバーの組込みソフトウェアを採用している。製品の信頼性を向上させ、素早く製品を市場に出すことはウインドリバー社の一貫して遵守してきた企業理念である。ウインドリバー社は1981年に設立され、本社は米国カリフォルニア州アラメダに位置し、世界の主要都市に拠点を置いていた。2009年6月にINTELによって8.84億米ドルで買収された。


【書評】
ウインドリバー社は1ヶ月前の記事で、同社がAndroidにも取り組んでいくことを紹介したが(関連記事)、ウインドリバーは本文にもあるとおり航空宇宙、国防などの分野に強みを持ち、Linuxをいち早く自社のソリューションとして取り込んだベンダーだ。
今回の買収はインテルに取って非常に有意義なものであると思うし、決して8.84億ドル(≒856億円)の買収価格も今後の相乗効果を考えれば非常にお買い得だったのではないだろうか。と言うのもサーバー及びパソコン向けのCPUはクロック数、コア数を増やすなどで高速化を図ってきたが、今後需要が急速に伸びるネットブック、MIDなどポータブル製品、モバイル製品、またその他組込み製品では必ずしもそこの技術が求められる訳ではない。新たな取り組みとなる部分も多く、その分野で長年の経験とソフトウェア、ソリューションなどに強みを持つ、ウインドリバー社はインテルにとって最良のパートナーとなるであろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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