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Gartner : 企業のクラウドコンピューティング導入には巨大なリスクが伴う

今回のもとネタはこちら
『Gartner:企业部署云计算将面临巨大风险』

【翻訳文】
ITと経済がどこに向かうのかは現在の皆の関心ごとだ。2009年6月3日、Gartner社は北京でメディア懇談会を開いた。経済危機による世界のIT支出への衝撃およびその中国への影響、同時にCIOのIT支出の重要点とITコストなどのホットトピックがGartnerの調査と予測のメインであった。Gartner社上級副社長兼ワールドワイド調査研究責任者のPeter Sondergaard氏はこの会議に参加していた。

Gartnerの調査では、経済危機はIT業界、特にハードウェア業界の衰退が深刻であることがわかった。その他の国家と比較して、経済危機の中国ITハードウェア業界への影響は限定的であった。調査に参加した50%超の中国大手企業のハードウェア予算は不況の前と同一水準を保つか、或いはハードウェア予算は増えていた。経済に変化が発生し、サーバーとストレージに使う予算は依然として安定しているが、パソコンとプリンタに使う予算は更に削減される可能性がある。70%を超える機関の2009年のサーバーとストレージの予算は2008年と同水準である。

またこの調査では、24%の中国企業が2009年にグリーンITに対する投資を増やすとのことであった。

Gartnerは企業のITに影響を与える戦略的技術のトップ10を発表したが、それには次が含まれる : ブレードサーバ,仮想化,ソーシャルネットワークとソーシャルソフトウェア,クラウドコンピューティング,エンタープライズMash-ups,ユニファイドコミュニケーション,ウェブ指向アーキテクチャ,専用システム,グリーンIT,ビジネスインテリジェンス。

マイクロソフト,IBMなどITベンダーがクラウドコンピューティングの派手な宣伝をしているにも関わらず、業界には未だ統一的な定義は存在せず、企業も何がクラウドコンピューティングかわかっていない。Gartnerはクラウドコンピューティングに次の定義をしている : 一種のコンピューティング方式で、特殊なネットワーク技術,スケーラブルで柔軟性あるITの機能をサービスとして外部に提供すること。Peter氏はクラウドコンピューティングのキーワードを次のとおりにいくつか列挙している : スケーラビリティ,柔軟性,サービス性,外部性,インターネット技術ベース。あわせて、現在のITベンダーが提供するサービスはすべて単なる”雲”の一部であり、すべてではないと指摘した。起業が完全にクラウドコンピューティングを導入するには5年から7年かかり、企業ユーザーに取っては大きなリスクを伴うものである。


【書評】
クラウドコンピューティングは中国でも先日の倪光南氏の記事にあるとおり(関連記事)、中国でも注目は集めている。ただ、ユーザー側への浸透は正直まだ実感されない。定義、標準などが定まれば普及が加速するかは微妙ではあるが提供側のPRではなく、先進的なユーザーの成功事例などが出てくれば普及に弾みがつくのかもしれない。
また、グリーンITに関しても確かに今年から来年にかけ中国でトレンドになると思う。と言うのも中国において環境問題は非常に関心の高い話題でもあり、「節能減排」のスローガンのもとトップダウンで目標を掲げている(関連記事)。この中で”2010年までの5年間で省エネ20%向上、主要な汚染物質(二酸化硫黄と化学的酸素要求量=COD)の10%排出削減”を目標としているが、現在のところ汚染物質削減は目標達成に目処が立っているが、省エネは2008年末時点で辛うじて目標の半分を達成しているのみなので、2010年まで”省エネ”をキーワードとしたマーケティングが積極盛んに行われるであろう。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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