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DELL ネットブックで最新版のUbuntuを利用しない理由を説明

今回のもとネタはこちら
『戴尔解释上网本上不用新版Ubuntu的原因』

【翻訳文】
DELLは最近廉価版ネットブックMini 10vをリリースしたが、以前Mini 10で使用していた1.6GHz Atom N280プロセッサを使用せず、CPUクロックが若干低い1.33GHz Atom Z520プロセッサに変更し、このネットブックの価格は299米ドルまで下がったが、1GBのメモリーを内蔵し、OSの面ではWindows XPホームとUbuntuの2つに分かれている。比較的詳しい人はプレインストールされているUbuntuが最新の9.04ひいては8.10でもなく、リリースされ既に長い時間が立った8.04なのを奇怪に思うかもしれないが、海外の科学技術系ブログのBetaNewsはDELLにこの質問をし、DELLは最新バージョンのUbuntuをプレインストールするのは主要なユーザーの利益には繋がらないと回答した。

DELL 10v-1

DELLはUbuntuの旧バージョンを利用する主な理由を次のとおりに説明している。DELLの広報担当者は次のとおりに語った : DELLのこの取り組みはコストを下げるとともに、安定したプラットフォームを作成しようとしているためである。主なユーザーはこれ(Ubuntu)が8.04か8.10か、あるいは最新版の9.04であるかに関心はない(彼/彼女は基本的にこれが何なのかを理解していない) -- 彼/彼女は運用の安定性とセキュリティにのみ関心がある・・・・・ 大多数のLinux愛好者は下位バージョンを利用したがらないが、彼らはDELLが利用するOSのメインターゲットではない。さらに言えば、DELLはこのバージョンのUbuntuのネットブック上での運用には十分満足している。2年前からDELLのコンピュータ上にUbuntuをプレインストールしているが、ユーザーのフィードバックからは、このバージョンは非常に良いとされている。

DELL 10v-2

DELLは機器運用の安定性を最大限の努力で保証し、8.04バージョンに照準を絞りDELLは自社で更新したデータベースからパッチをリリースし(マイクロソフトのWindows Updateに似たもの)、十分に安定しているバージョンのみリリースしている。


【書評】
DELLの最新版より安定版という主張は非常に正しいと思う。と言うのも一般のユーザーの目的は最新版のOSを利用するのではなく、そのOSを利用して自分の行いたいこと(主にアプリケーション)を実現するからであり、その辺はWindows Vistaの失敗が顕著な例と言える。
筆者自身はタイトルを見たときにその理由は8.04LTSと言うロングサポートバージョンを採用しているからかと考えたが、どうやら通常のバージョンのようである(関連リンク)。
と言うのもUbuntuの通常バージョンのパッチ提供は18ヶ月で(関連リンク)、8.04は2008年4月に提供されているので、2009年10月にはパッチ提供が終わる。するとユーザーはアップデートのない8.04を使いつづけるか、自力でOSをアップデートするか、入れ替えるかの選択に迫られることになる。ただ、本文を見る限りはDELLが独自にパッチを提供しているとなっているので、通常のUbuntuとはサイクルが違うなどCanonical社との間で協議ができているのかもしれないが、DELLの販売サイトを含め詳細は書かれていない。ユーザーが安心して購入し、利用できる環境を提供していくこともLinux普及の大きな要因となることは疑う余地もない。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメント

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No title

松本さま、

いつもご購読ありがとうございます。

>Dellが旧バージョンのUbuntuをプリインストールしている本当の理由は、チップセットのドライバが8.04にしか対応していないからでしょう。

なるほど、そうでしょうね。
ネットワーク(無線LAN)、グラフィックカードなどは未だ課題が残っていますものね。
新しいバージョンが出たときに検証などをするリソースも不足しているのかな?などとも思っていました。

ぜひ、今後ともコメントなどよろしくお願いします!

No title

いつも有益な情報をありがとうございます。
Dellが旧バージョンのUbuntuをプリインストールしている本当の理由は、チップセットのドライバが8.04にしか対応していないからでしょう。カーネルとの関係で、8.10以降のバージョンではドライバが利用できなかったわけです。ごく最近、ようやく9.04で動作するドライバが非公式に利用できるようになりました。おそらく遠からずDellも、こんな取り繕った言い訳を忘れたように、9.04のプリインストールを始めることでしょう。
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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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