スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

専門家が中国の08年PCソフトウェア違法コピー率80%と言う説に反論

今回のもとネタはこちら
『专家驳斥中国08年PC软件盗版率80%之说』

【翻訳文】
5月12日夕刻のニュース、ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)が12日に公布したデータでは、中国の08年コンピュータソフトウェア違法コピー率は2%下がり、80%になったとのことだ。このデータを受け中国国内の専門家及び業界関係者は反論をした。

IT産業調査研究機関のIDCはBSAの委託を受け第6回世界のPCソフトウェア違法コピー研究報告を発表した。レポートによると、2008年、中国のコンピュータソフトウェア違法コピー率は2007年の82%から80%に下降し、その下降率は2%であったとのことだ。

IDCは、これは中国政府が法の執行と大衆教育,ソフトウェア正規版化プロジェクトの賜物で、またオリジナルデバイスベンダー(OEM)と小売業者との関係と言うこともある。例えば、政府はPCベンダーに個人向けコンピュータに正規版のOSをインストールして販売するように要求したと言うこともある。

BSAが公布した80%と言うデータを受け中国国内の専門家及び業界関係者は反論をした。

中国で著名なコンピュータ産業の専門家で中国工学アカデミー隠士の倪光南氏はこれに対し、BSAのデータは実質的な検査を経ておらず、BSAが調査しているのはそのメンバーごとのソフトウェアなだけで、全体のコンピュータを調査しているものではないと語った ; BSAの定義に照らし合わせると、マイクロソフトWindowsを使わないのは違法コピーとしているが、実際はオープンソースのLinuxもあり、それを違法コピーとみなすことはできない ; BSAはずっと違法コピー率の研究方法と調査データを公開してきていない。

国家知的財産総局副局長の张勤氏は去年の新浪科技のインタビューの際に、BSAが公布した中国違法コピー率のリリースを見て、彼はBSAが公布した07年が82%と言うデータは”明らかに間違い”と考え、”ソフトウェア産業の生産額は大幅に上昇しており、成長率は40%で、もし中国の違法コピー率がこれだけ高かったら、このような大きな成長を遂げられるだろうか?”

国家知的財産総局は長年民間機関のインターネットラボに委託し、中国ソフトウェア違法コピー率の調査に従事している。その調査によると、07年の中国のコンピュータ違法コピー率は41%であった。インターネットラボの責任者は、彼らは今月末に中国コンピュータソフトウェア違法コピー率を対外的に発表するが、昨年のデータ41%より下降していると説明した。

BSAはBusiness Software Allianceの略称で、その中国語名は”商业软件联盟”と言い、その成立は1988年で、世界の主要地域80の国家や地域に分支機構を置いている。BSAは1997年に中国に代表所を設立し、中国国内に800もの違法コピーソフトウェア告発のホットラインを設けたが、その主な役目は違法コピーの取り締まりで、”教育消費者のソフトウェア資産管理,ソフトウェア著作権の保護”をうたっている。

BSA連盟のメンバーにはマイクロソフト,Adobe,CA,SAP,トレンドマイクロおよびいくつかのPCベンダーとストレージ企業が含まれている。BSAの主な役目は違法コピー版の取り締まりなので、PCベンダー,ストレージベンダーなどハードウェア企業には違法コピーする方法はなく、SAP,CA,トレンドマイクロなどのエンタープライズクラスのソフトウェア企業も違法コピーされやすくはない、そのためBSAはおもにマイクロソフト及びAdobe2社の権利人のためにサービスをしている -- マイクロソフトのOS,Officeソフトウェア,Adobe社のPhotoshopは違法コピーがされやすい。データによると、BSAは2006年来違法コピー版から8,000万元超の罰金を徴収しており、その9割以上はマイクロソフトのものとのことだ。このため業界関係者は、BSAはマイクロソフト, Adobeの違法コピーを取り締まる上での代理人であると言っている。


【書評】
BSAが5月12日の日に出したプレスリリースを元にした反論文である(関連プレスリリース)。中国では昨年末あたりから違法コピーの取り締まり、関連事件などが起きている(関連記事1関連記事2)。中国の実際の数値が80%なのか40%なのかは図りかねるが、その間の数値であることは間違いないだろう。先のプレスリリースには各国の状況が乗っており、中国は違法コピー率ではトップ10に入っていないが、市場が大きいせいか損害額では米国についで66億7,700万米ドル(≒6,426億3,715万円)と2位につけている。その中で本文にあるとおり2006年来で違法コピーの罰金徴収は8,000万元(≒11億2,755万円)のみなので、効力はほとんど無いに人しいのかもしれない。違法コピーはもちろん良くないことであるが、それを取り締まっていくのは非常に難しいということを如実に表している。その対策はやはり道のりは長いかもしれないが、どこかの権威団体が行うのではなく当該国の産官学が三位一体となって取り組んでいかねばならない。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメント

非公開コメント

記事配信サイト
当ブログの記事は下記サイトにも配信されています。

あなたの中国力をUP


アジアへの扉、サーチナ。"
Twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Translate these articles.
最新記事
Google Translate
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

熊猫

Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

リンク
RSSリンクの表示
人気ランキング
皆さんのクリックがモチベーションです(^^;)
検索フォーム
FC2カウンター
最新コメント
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。