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Ubuntuの創始者 : 我々はまもなくWin7と競争するだろう

今回のもとネタはこちら
『Ubuntu创始人:我们将与Win7竞争』

【翻訳文】
4月27日、Ubuntu 9.04リリースの3日後、天极网の記者は国際電話で、英国のUbuntu創始者Mark Shuttleworth氏と話し、Ubuntuの歴史と将来の発展についてこの伝説的な人物にインタビューした。

記者 : Ubuntuの創始者として、このシステムを作ろうとはじめに思いたったものが何だったのかをお話しいただけますか?

Mark Shuttleworth : Ubuntuを設立したのには主に2つの原因がある : 1つ目はとても多くのソフトウェアが著作権のあるソフトウェアから無償(Free)のモデルに変換し始めていたことです。

2つ目としてはLinux Kernelにおいてサービスによって収入を得るという、このようなモデルがすでに適用されており、この2つの原因がUbuntuを作り始めるように仕向けたので、オープンソースモデルを選択しました。

記者 : Ubuntu誕生の前は、Linuxデスクトップのパフォーマンスはずっと良くなかったが、Ubuntuはこの様な状況を変えましたが、主な原因は何だと思いますか?

Mark Shuttleworth : Ubuntuがデスクトップ方面で成功できた原因は専念したことで、我々はデスクトップに特に専念しましたた。2つ目の原因は、デスクトップ市場に専念していたので、我々の開発スタッフはデスクトップに優れた技術をもつ専門家にしました。しかしこれは我々自身の功績ではないです。Linuxのこの5年間の発展に目を向けてみると、Linuxが既に良くなっていることがわかると思います : 例えばシステムは更に柔軟性が出てきて、周辺機器のプラグアンドプレイなどが更に良くなっているが、これはUbuntuだけが原因ではなく、Linuxの発展も非常に重要な要素です。

記者 : なぜUbuntuは年に2つのバージョンを出すというサイクルなのでしょうか?

Mark Shuttleworth : 主にはこの競争が非常に激しい市場における、自身の優位性、競争相手の不利な点は明確にわかっているので、そちらを考慮にいれています。コミュニティ内にはとても多くの新しいものがあり、しかも技術の発展もとても早いので、我々は半年毎にこれら最新のものをOS内に統合していますが、これは我々にとってとても重要なことになっています。なので我々は半年に一つのバージョンをリリーする周期を選択していますが、これはきっとマイクロソフトにはできないことでしょう。

記者 : 多くのOSは誕生した当初はユーザーも少なく, 求められるものも比較的簡単で安定したものとですが、成長と共に肥大化したり不安定なものになっていきますが、Ubuntuはどのようにしてこの問題を回避しているのでしょう?あなた方は技術や機能と市場の間のバランスを管理しているのですか?

Mark Shuttleworth : とてもおもしろい質問です。キーとなる原因はUbuntuはオープンソースのOSであるということです。とても多くの知的で有能な人々がいて、かつオープンである。これらの人々の中にはセキュリティ方面に関心のある専門家もいますし、異なる各種能力を持つ人々が参加できるので、このシステムは更に良くなりますし、同社の人間だけでなく、この方面の専門家もこれらを作っていくことができます。

記者 : Ubuntuには毎バージョンとても面白いCodenameがありますが、話によるとこれは全てあなたが考え出したものと言われています。これらは面白いが一見関連性のない名前はどんな内包的な関連があるのでしょう?どのような理念を表しているのでしょうか?

Mark Shuttleworth(笑) : 面白いことですが、我々は時間のある時に該当バージョンと関連するものを探し、この名前を選ぶと同時にコミュニティ内の技術者が集まり一緒に更に良いものを選び、そうして名前は面白いものになっていきます。Lが先頭にある面白い名前があれば、喜んで検討しますよ。

記者 : 現在UbuntuはNetbook(ネットブック)をサポートするバージョンがありますが、モバイル端末は今後の方向性に重要なものとなりますか?

Mark Shuttleworth : 現在リリースしているネットブックのバージョンは我々のモバイルへのサポート姿勢を体現しており、MIDのようなデバイスをサポートしたのち、我々はインテルと密接に戦略的関係を保持していますが、それはインテルがMoblin OSを持っているためです。

記者 : それは今後UbuntuがMIDとスマートフォンの市場に参入していくことを意味していますか?

Mark Shuttleworth : はい、我々はインテルと緊密な連系をしており、インテルAtomプラットフォームのMIDに対し最適化を行い、来年には関連した製品をお見せすることもできるでしょう。

記者 : 現在業界内ではWindows 7に関心があり、Windows 7は来年年初にもリリースされる可能性がありますが、聞くところによるとネットブックをサポートするバージョンも出るそうです。あなたは両者の競争についてどのように思いますか?

Mark Shuttleworth : まずWindows 7は以前のバージョンと比較すると、性能面で非常に大きな向上があり、Windowsを祝福したく、マイクロソフトが製品面で大きな進歩を遂げたことを祝福したい。私の知る限り、Windows 7にはいくつかの異なるバージョンがあり、機能が制限されるバージョンがあるらしく、このバージョンは同時に起動できるアプリケーションは3つだけで、機能面でいくつかの制限を受ける。

これとは相反し、Ubuntuのネットブックバージョンはフル機能版であり、ユーザーはさまざまなオフィススイートを利用でき、チャットソフトウェアやマルチメディアソフトウェアなどを同時に実行できるので、2者間の競争はとても良いものになると思っています。しかも高バージョンのWindows 7は非常に高価なので、我々は価格的な競争力も持っています。したがって今後我々が一番競争力を持つでしょう。

マイクロソフトが安いWindows 7をリリースした場合、その利益に対する影響はとても大きいですし、また彼らと我々の収益モデルは大きく異なり、彼らは主にライセンス販売に頼るが、我々の製品利用は無償です。


記者: あなたはかつてUbuntuのクラウドコンピューティングについて言及していましたが、情報ではバージョン9.10で更に多くのクラウドコンピュータのサポートが追加され、サーバー側とクライアント側同時に盛り込まれるとのこですが、いくつかの具体的な機能の情報を明らかにしてもらえますか?

Mark Shuttleworth : バージョン9.04でも、既にいくつかのクラウドコンピューティングのプレビュー版アプリケーションがあるが、9.10で製品レベルの全機能サポートを行っていくが、主要なものとしてはAmazon EC2のサポートです。

記者 : あなたはクラウドコンピューティング環境下でソフトウェアの著作権はどのようになっていくと思いますか?どのようにソフトウェア作者とユーザーのより良い双方の権利や利益を確保していきますか?

Mark Shuttleworth : クラウドコンピューティング時代になっても著作権は引き続きあるでしょうし、ユーザーがクラウドコンピューティングを利用することに加えて、どの企業が提供するクラウドコンピューティングを選択するかも、クラウドコンピューティング提供者には大事なこととなるでしょう。2番目としてはエンドユーザーの情報,データを安全に保つこと、これも非常に重要なことと思います。

記者 : 伝統的なソフトウェアライセンスはソフトウェアディストリビューションモデルに基づいていて、クラウドコンピューティング内のモデルは同じでないですが、これは業界にどのような影響をもたらすでしょうか?

Mark Shuttleworth : 伝統的なソフトウェア開発ベンダーはソフトウェアをディストリビュートすることで著作権をコントロールして、ソフトウェアの流失を制御することで資金を制御してきた。蔵ウドコンピューティングの時代には変化が発生し、必ずエンドユーザーとサービスプロバイダがどのような関係かが強調される、つまり、キーポイントとしては以下に商売上の強調ができるか、それがもっとも重要です。著作権がソフトウェアを管理するという伝統的なモデルは今後存在しなくなるでしょう。

これは発展における自然の法則で、伝統的な著作権は既にクラウドコンピューティングの時代には持続していける方法はなく、あなたの質問の中にもこの観点が既に表れているが、これは非常に洞察力ある観点であり、伝統的な著作権形式はソフトウェアとユーザーの間に合理的な利益を保持する方法はなく、あなたが言及したソフトウェアもオープンソースプラットフォームをベースにしており、このプラットフォームが構築した新たなビジネスモデルです。


記者 : 個人的な面についてお伺いしますが、あなたはビル・ゲイツ氏のような裕福な実業家になりたいのか、それとも多くのオープンソースコミュニティにいるボランティアのように技術あるいは精神面で導いていく人間になりたいのですか?

Mark Shuttleworth : 私には世界でもっとも裕福な人間になるという野心はなく、現在の会社は以前の投資でもいくらも資金を使っておらず、まだ多くの資金が残っている。世界の富豪になるも良いし、会社がお金を稼ぐのも良いが、原動力としてはそれほど大きくはない。私が興味を持っているのは、如何にUbuntuをビジネス面で利益が上がる製品にしていくかで、これはとてもやりがいのあることです。同時に現在は変革の時代で、如何にUbuntuのような製品で良いサービスを提供していくか、社会のニーズを満たしていけるか、できあがった商用製品を促進していくか、またはオープンソースの世界のニーズを満たしていけるか、それが私にとってとても意義のあることです。

記者 : 中国は現在世界最大のインターネットユーザーがいる国で、同社は中国最大のITポータルサイトの1つにだが、あなたは中国や同社のとても多くのネットユーザーに対しどのような考えをもっていますか?

Mark Shuttleworth : 世界はフラットで、中国のユーザーにも、貴社のユーザーにも、また中国のソフトウェア開発者にも世界はフラットであることを理解してほしく、いかなる人間も足取りをブロックすることはできません。世界中に多くの機会があり、中国市場にだけ注目する必要はありません。以前は多くの人がヒマラヤ山脈のような地理的な制限と言う根本的に克服できないこともあったが、状況は非常に速いスピードで変化しており、皆がヒマラヤ山脈を克服でき、さらに良い前景、更に高い山を見れるので、国内のソフトウェア開発者,ボランティアの人がオープンソースのプラットフォーム上で彼らの製品を開発でき、彼らが作った製品は、例えばUbuntuのようなOSの場合もある。

記者 : 我々の独占インタビューを受けていただきありがとうございました。

Mark Shuttleworth : ありがとうございました!


Mark Shuttleworth氏とUbuntu

Mark Shuttleworth氏は、Ubuntuの創始者、南アフリカ人で、現在はロンドンに住んでいる。Markはケープタウン大学金融情報科学学科を卒業しており、大学卒業後はセキュリティコンサルティング企業のThawte Consulting社を設立して、1999年に5.75億米ドルでVeriSign社に売却し、あわせて南アフリカで最年少の富豪となった。熱心な天文愛好者としても、2002年に自費でロシアのソユーズ宇宙船に乗り、国際宇宙ステーションで8日間という時間を過ごした。その後Mark Shuttleworth氏はUbuntuコミュニティを設立した。2005年7月1日にはUbuntuファウンデーションを設立し、同ファウンデーションは1,000万米ドルを投資した。彼は、宇宙での所見にUbuntu設立の精神を見ることができると語る。開発者は全て崇拝と親しみを込めて彼をSABDFL(Self-appointed Benevolent Dictator for Life”自称慈悲深い大物”)と呼ぶ。現在は、彼が熱中することはフリーなオープンソースソフトウェアのUbuntuのプロモーションと講演をすることだ。

Ubuntuは2004年10月に初めて登場したGNU/Linuxディストリビューションで、それはその他リリースされているものと同様に、LinuxをOSのカーネルとしているが、デスクトップの使いやすさに重点をおいている。Linux世界の後発者として、Ubuntuは短い時間で大量の元々のLinuxユーザーの愛好を獲得し、技術的背景のない新たなユーザーを数多くひきつけ、Web上で多くのユーザー調査を行ったので、議論の余地のない第1版のリリースとなった。Ubuntuは無償で手に入れることができ、ひいては無償でユーザーにCD-ROMを送付するサービスも提供しており、これでユーザーはより簡単に素のソフトウェアを手に取りカスタマイズすることも可能になる。Ubuntuは古代アフリカ言語の単語で、他人に対する博愛という意味で、Ubuntuディストリビューションははまさに博愛の心をソフトウェアの世界にもたらす。


【書評】
天极网によるMark Shuttleworth氏への独占インタビューである。Shuttleworth氏は中国市場について今回は多くかたらなかったが、近々中国大陸にも本格進出を予定している(関連記事)。中国市場は各パソコンショップでも数多くネットブックをみかけるようになり、今後も市場を伸ばしていくものと見られるので、Netbook + Ubuntuと言う図式が多く見受けられるようになるかもしれない。以前も書いたがUbuntuディストリビューション自身の完成度は非常に高く、筆者自身は8.10を使っているが9.04の評判も高い。また、その特徴として現バージョンから次のバージョンにアップグレードする際にオンラインアップグレードができるのもユーザーにとってはありがたいはずだ。素の次のバージョンの9.10は今年の10月にリリースされる。本文中にもあるとおりクラウドコンピューティングにも本格対応するなど機能アップが数多くあり、今から非常に楽しみである。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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