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マイクロソフトは中国人が海賊版を利用しているのを放任しているのか?

今回のもとネタはこちら
『微软又在纵容中国人使用盗版?』

【翻訳文】
マイクロソフトは先週の金曜日にWebブラウザの新バージョンIE8をリリースした。新バージョンは現在25種類の言語をサポートしており、20日の早朝から、中国のユーザーがマイクロソフトのサイトからダウンロードできるようになった。(3月25日北京青年報)

IE8のリリースは多くのユーザーにとって良いことだが、別の新聞で私の関心を引くことがあった。”最近、マイクロソフトはブラウザの最新版Internet Explore 8をダウンロード公開しているが、大中華区消費兼オンライン事業部ゼネラルマネージャ韋青氏は外部に対し、IE8のダウンロード使用は、海賊版のwindowsを利用しているユーザーに対して制限はできなくて、つまり、海賊版を利用しているユーザーも同様にIE8を利用できる”と語った(3月24日賽迪網)。

”海賊版windowsを利用しているユーザーも同様にIE8を利用できる”、これは重要で良いニュースなのだろうか?このニュースに対して筆者は楽観視はしておらず、海賊版を利用している中国人喜ぶにはまだ早く、なぜならこれはマイクロソフトの新たなるトラップの可能性があるからだ。

オープンソースソフトウェア, 正規版, 低価格化ひいては無償化は我々の熱望するところであり、なぜなら価格と独占は海賊版を生み出す原因だからだ。理屈から言えば、中国のユーザーにマイクロソフトの正規版を利用させ最大の利益を奪い取るのがマイクロソフトの望みで、さもなければ”トマト花園事件(著者注 : 海賊版取り締まりの事件)”や”黒デスクトップ事件”は発生しなかっただろうし、何のためにマイクロソフトはIE8の問題で自身の初志に逆行するようなことをするのだろうか?理由は実際のところ複雑ではない。

”トマト花園事件”と”黒デスクトップ事件”の発生後、中国ユーザーの正規版への意識と反独占に対する意識は高まり、多くのユーザはむしろオープンソースシステムを検討しマイクロソフトに手を出さなくなり、部分的にシステムを改変しているフォーラムも”悪事から足を洗って正道に立ち返る”ことを行い、更に多くの精力をオープンソースの研究, ダウンロード, 推進に向け始めている。あるフォーラムの例をあげると、このフォーラムの登録会員とアクティブな会員は約100万人くらいだが、もしこれらの人々が全てオープンソースの話しをしたら、マイクロソフトの市場はどれくらい縮小するだろうか?もしこれらの人々がオープンソースを利用を誘導する話しをしたら、マイクロソフトの市場はどれくらい縮小するだろうか?これはマイクロソフトを恐怖に陥れる数字になるに違いない。

加えて、”黒デスクトップ事件”の深い反省に伴い、国内でマイクロソフトの反独占調査および国産システム開発要求の声がだんだんと高まっている。マイクロソフトの調査が現実となり, 中国国産OSが真に壮大になったら、マイクロソフトにとって壊滅的な打撃となるだろう。

これら2つの大きな脅威に直面し、マイクロソフトはどうするだろうか?マイクロソフトができるのは中国の海賊版を使用するユーザーが継続して海賊版を利用するのを放任するだけで、それによって日に日に少なくなる海賊版ユーザーを抑えておいてひいては中国海賊版ユーザー群に拡大する、このようにすることだけが、マイクロソフトがようやく中国市場の地位を維持できることである。もしこの様にしなければ、マイクロソフトは多くのユーザーをオープンソースの行列に向かわせることになり、オープンソースのユーザーが増加した場合、各組み合わせのソフトウェアは発達し, ユーザーも利用上習慣化され、マイクロソフトの市場はますます小さくなるだろう。

マイクロソフトのこの心理をしっかりと把握すると、マイクロソフトがなぜ” 海賊版windowsを利用しているユーザーも同様にIE8を利用できる”と言うような寛大な態度なのかをわかるのは難しくなく、これと”アヘンの輸出”は何が違うのだろうか?しかし、時が熟したのち、新たな”トマト花園事件”と”黒デスクトップ事件”が再度発生するか否かは知る由がない。これは良いことであるのだろうか?

IE8が出てきて、マイクロソフトは中国のユーザーに"大きな贈り物”を送ってきたが、警戒する必要がある : マイクロソフトはまた中国人が海賊版を使うのを放任している。


【書評】
マイクロソフトの海賊版への取り締まりの”方法”が尾を引いているようである。” トマト花園事件”、”黒デスクトップ事件”の例を出すまでもなく、海賊版を利用するのは違法である。それを正規版を買ってもらうべく対処するのは間違ったことではないが、やり方が反感を買ってしまっおり、同社への見方が偏ってしまっているように見える。もちろん、オープンソースの導入が広まって行くのは喜ばしい限りだが、本件に関しては両者とも冷静を保ってほしいと強く思う。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメント

非公開コメント

コメントありがとうございます。

>IEはWindows(正規版)を買った人々への付加サービス
>ではなく今回はフリーソフト?というかんじですね。

本来であれば正規版への付加サービスなのでしょうが、今回は一連の取り締まり後なので、(言い方に)配慮をした、と言うところだと考えていています。実際にダウンロードさせるときに正規版か否かをチェックするのは、マイクロソフトに取ってみればたやすいことだと思うのですが、あえてしなかったのかな、とも思っています。

No title

v-7こんにちは!
マイクロソフトとしても、
前回までの海賊版への取り締まり方と
方針を見直したのでしょうね。

IEはWindows(正規版)を買った人々への付加サービスではなく
今回はフリーソフト?というかんじですね。
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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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