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IBMのSun合併 ネット業界に対して産み出す九大影響

今回のもとネタはこちら
『IBM Sun合并将对网络业产生九大影响 』

【翻訳文】
IBMが70億米ドルでSunを買収しようとしていると言う関連の噂は瞬く間に業界を駆け巡った。買収の契約に署名していないのであれば、噂は依然として噂であるが、噂がいったん誠になれば、IBMとSunで構成される企業は巨獣となる。それはネットワーク業界に大きな影響を与えるであろう。以下は合併で影響を受ける可能性がある九大影響である。

●クラウドコンピューティング。IBMとSunはどちらもクラウドコンピューティングの分野で巨大な勢力を持っており、どちらもWebサービスを通じて各種ITサービスを提供していて、同時にクラウドプラットフォームを構築するのに必須なサーバーとストレージのインフラの提供ベンダーでもある。Sunは既にアマゾンのEC2とシンプルなストレージサービスに照準を合わせ設計された新たなクラウドコンピューティングとストレージサービスをリリースしている。Pund-ITのアナリストCharles King 氏は、”両者のクラウドコンピューティングについての見解は基本的に一致しており、彼らはどちらもインフラ製品の提供に非常に関心がある”、と考えている。

●サーバ。シスコのブレードサーバー市場への参入は間違いなく競争相手の中に連鎖反応を引き起こしえる。それではIBMがSunを買収すると言う噂への最初の反応は何であろうか?間違いなく言えるのは、合併後のIBM/Sunはハードウェア市場における恐ろしい存在となるということだ。IBMは世界のサーバ市場売上高の36%を占めており、去年の第四四半期の売上高は50億米ドル近くであった。もしSunを買収したら、IBMの四半期売上高は更に12億米ドル追加され、市場シェアは45%に上昇する。たとえHPとDELLが合併してもそのライバルにはなり得ない。IBM, HP, DELLの3社でサーバー市場の85%を占めることになる。

●ストレージ。Sunを買収することはIBMの外部ディスクストレージ市場での地位が急激に上昇する。去年の第四四半期、IBMの同市場での市場シェアは15.7%で、前年同期の17.7%と比較し下落している。Sunの買収後、IBMはEMC(シェア23.3%)から遅れを取っているが、そのシェアは20%以上に上昇する。Sunの買収はIBMをハイエンドテープ市場を除いて最大の競争相手とさせる。

●仮想化。IBMは既に十数年の間仮想化に投資してきて、hypervisorを装備したPowerシリーズサーバで最近もビジネス上の成功を獲得している。IBMはずっとx86サーバーでのhypervisorの構築には消極的だったが、Sunの獲得後、この製品の空白はSunのxVM hypervisor で補完される。もちろん、hypervisorが仮想化の全てではなく、如何に仮想化を管理するかが最も重要である。しかしIBMとSunはどちらもhypervisorベンダーのVMwareおよびマイクロソフトとの協業を重視しており、常に仮想化管理サーバーの管理機能をアップグレードしている。

●HP との競争。
IBMはずいぶんと前からサーバー市場のシェアリーダーだが、第2位につけているHPも少しばかりも弱くない。しかしSunを買収した場合、IBMはHPを大きくリードすることになる。単独では、Sunの仮想化デスクトップソフトウェア(VDI)はIBMとHPの優位性と対峙した際改善することができる。”SunのVDIはクライアントからバックエンドまでIBMの独自の仮想化デスクトップ製品になりえる。HPとの競争を展開できるし、VMwareのような外部パートナーに頼る必要がなくなる、”とYankeeグループのアナリストPhil Hochmuth 氏は語る。

●データベース。IBMとSunはデータベース管理ソフトウェア市場の主要ベンダーで、IBMのDB2とSunのMySQLはどちらもこの分野の重要な製品である。しかしながら両製品は重複している部分があるが、IBMは既に複数のデータベース管理システムをサポートしだしており、外部のデータベースベンダーと協業しているし、オープンソースコミュニティとの関係も良好だ。したがって、ユーザーは合併後IBMがMySQLのサポートを放棄する心配をする必要はない。

●オープンソース。Sunはずっとオープンソースソフトウェアの重要性を強調してきて、あわせてよく”オープンストレージ”や”オープンなクラウド”を利用して各種製品を説明している。Sunのオープンソースに対するこのような姿勢はIBMとも偶然にも一致している。”CEOのJonathan Schwartz 氏のリーダーシップの下、Sunはオープンソースとオープンスタンダードへの深く介入し受け入れてきたこととオープンソースとオープンスタンダードでIBMが早い時期から生成してきたものは共鳴しあう、”とKing氏は語る。

●Java。IBMはJavaプラットフォーム上で有力な支えを獲得し間違いなく興味を持つだろう。”JavaはIBMにとって非常に重要と言え、そのためIBMは全てのサーバー上で早いうちから、IBMのミドルウェア(WebSphere, DB2, Tivoli)とLotus Notesのベースとして利用している、”とIDCのアナリストBozman氏は語る。”IBMはずっとJavaの開放の推進に力をいれてきた、”とFruhlinger 氏はJavaworldにブログを書いている。”IBMがJavaの開放を促進することは直接利益となるが、IBMがJavaのコントロール権を持ってしまった後、Javaの世界はIBMがその開放の重要な役割をこのように求めることがなくなり、完全に異なるものへと変化する可能性がある。”

●文化の衝突?技術的な観点からは、IBMとSunの協業ポイントは多くの衝突ポイントがある、とKing氏は語る。ただし、企業文化の観点からは、Sunは更にイノベーション重視し”異なる観点”の衝突を奨励するので、このような思考文化はIBMの企業文化に合致しない。”IBMにとって、SunおよびそのスタッフがIBMの中に融合された場合、Sun独自のイノベーションレベルも保持していくが、これは大きな挑戦だ、”とKing氏は語る。


【書評】
IBMがSunを買収するのではないか、と言うのは既に日本でも多く記事になっているが、中国でもやはり関心が高いようで、記事が多く目立つ(関連リンク)。ここに書かれているとおりシナジーを生む部分は多いとは思うが、SunのRISCサーバーとIBM Power Systemsを例にコンフリクトを起こす部分も数多く存在する。また、こういった買収は優秀な人間ほど自社への愛着も深く、企業文化の変化に耐えられず同社を去ってしまうことも多いし、重複と言う名のもとに人員整理などが行われるケースも多い。”悲しい買収(合併)”に発展しないことを祈るばかりである。

テーマ : 中国ビジネス
ジャンル : ビジネス

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[コンピュータ] IBMとSUNの合併

IBMがSUNを買収しようとしているらしい。 「IBMがSun買収に向けて交渉」の報道(ITmedia News、2009/03/18) IBMのSun買収、メリットと課題は?(ITmedia News、2009/03/19) 自分は、ハードウエアのカテゴリでいうとエンジニアリング・ワークステーション(EWS)の分野に関

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Author:熊猫
日本のIT業界に16年の経験、Linuxに代表されるオープンソースの業界には10年の経験を有する。特に日本のオープンソース業界では、その黎明期である2000年前後から、マーケティング,アライアンス職として、ビジネス企画・推進からパートナーとの協業モデルの構築などに従事。
2008年3月からは中国に渡り、オープンソース関連企業上海支社設立に従事。2009年7月からは独立し、中国安徽省馬鞍山市において、オープンソース専門企業の安徽開源軟件有限公司を設立。
現在も中国でLinux/OSS業界における日中の架け橋となるべく公私に渡り奮闘中。

Twitter => http://twitter.com/osschina

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